猫の種類

オリエンタルについて

オリエンタルは、第二次世界大戦時に激減したサイアミーズ(シャム)などの良血統種の個体数回復とサイアミーズ(シャム)のポイントを持たないタイプを作出する目的で交配された猫種です。
オリエンタルについてもっと詳しく見ていきましょう。

♦基本情報♦

原産国:アメリカ

ボディタイプ:オリエンタルタイプ

被毛のタイプ:シングルコートの短毛種・長毛種

体重:オス 3~6.5㎏、メス 2.5~5㎏

寿命:12~15歳

公認団体:TICA、CFA、FIFe、GCCF

オリエンタル
目次

オリエンタルの歴史

オリエンタルの歴史
第二次世界大戦時に猫や犬などのペット達は、食糧難などの問題により世界中で激減していました。歴史のある猫種であるサイアミーズ(シャム)も例外ではなく、絶滅の危機を感じた愛好家やブリーダー達は、残っている良血統の猫の個体数回復と遺伝子の多様化を目的としてアメリカンショートヘアやアビシニアン、ブリティッシュショートヘア、ロシアンブルーなどを交配しました。オリエンタルは、1950年代に上記の目的とポイントを持たない白いサイアミーズ(シャム)を作出する目的で交配され、初期の世代では上手くいかなかったものの、数世代後にポイントが無いこと以外ではサイアミーズ(シャム)と酷似している子猫たちが生まれ、この子猫たちがオリエンタルショートヘアの元祖となりました。生まれた子猫たちは、サイアミーズ(シャム)の特徴が強いものはサイアミーズ(シャム)として、その他の毛色の子はタビー(縞模様)、ホワイト、ブラウンなど毛色によって分類され新しい猫種として繁殖が続けられました。1977年にオリエンタルショートヘアとしてCFAに登録されましたが、セミロングの被毛を持つ子が稀に生まれることがあり、近年では長毛タイプとして認める猫血統登録団体が増えたことから「オリエンタル」と呼ばれるようになりました。
オリエンタルには、「東洋の」という意味があります。これはサイアミーズ(シャム)の原産国がタイであることから、「東洋で生み出された猫」という意味で付けられたのではないかと考えられています。

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オリエンタルの特徴

オリエンタルの特徴
オリエンタルは、名前の通り猫種としては一番スマートな部類のオリエンタルタイプの体型をしており、細長くてしなやかな四肢とスレンダーな身体、頭部はV字型をしていて大きなアーモンド形のややつり上がった目と顔の小ささを引き立てる大きな三角形の耳を持っています。

オリエンタルの性格

オリエンタルの性格

 好奇心旺盛で活発

オリエンタルはとても活発で、落ち着きがないほど家の中を駆け回ったり高い所に登ったりします。好奇心旺盛なため、いたずらするのも好きです。

 賢くて社交的

とても賢いためしつけがしやすく、社交的なため飼い主以外の人や他のペットとも仲良くなれます。

 甘えん坊で寂しがり屋

飼い主のことが大好きで、肩の上や膝の上に乗ってきたり、本や新聞を読んでいると「構って」と邪魔してくることもあります。いつでも飼い主に構って欲しくて甘えたい性格のため、留守番が苦手です。留守がちなご家庭では多頭飼いを検討することをお勧めします。

オリエンタルの被毛や目の色

オリエンタルの被毛や目の色
オリエンタルは、シングルコートでシルクやサテンのような光沢のある滑らかな被毛をしています。抜け毛は少ないため手入れは楽で、光沢を保つために短毛でも長毛でも1日1回のブラッシングをしてあげましょう。被毛の色は、サイアミーズ(シャム)のポイントカラー以外の全てが認められているため、種類は300種類以上もあると言われています。
目の色も被毛に準じていて、青系統、緑系統、黄系統、茶系統、オッドアイと全ての色が存在します。

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オリエンタルのかかりやすい病気

オリエンタルのかかりやすい病気
オリエンタルは、サイアミーズ(シャム)を交配しているため影響を強く受けている傾向にあります。

 アミロイドーシス

「アミロイド」という水に溶けない性質を持ったタンパク質が、全身の様々な細胞と細胞の間に沈着して組織や器官の働きを妨げてしまう病気です。

 尿路結石症(尿石症)

腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。

 慢性腎不全

腎臓が徐々に炎症を起こして機能が低下していく病気です。

 糖尿病

膵臓で作られるインシュリンというホルモンの働きが悪くなり、血液中の糖が多くなってしまう病気です。

 知覚過敏症

突然鳴きだして異常な行動を取ったり、大人しい性格の子が攻撃的になったりする病気です。

 リンパ腫

全身に存在するリンパ組織が癌化した状態のことで、リンパ肉腫とも呼ばれます。

 進行性網膜委縮(変性)症

眼の奥にある網膜が萎縮や変性してしまい正常な機能を果たさなくなる病気です。

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オリエンタルを飼うのに気をつけること

オリエンタルを飼うのに気をつけること

 室内環境

オリエンタルは、成猫になってからも運動好きで活発に動く猫種です。動き回れる空間と上下運動の出来るキャットタワーを設置してあげましょう。また、いたずら好きなところもあるため、入ってほしくない場所は入れない様にしたり、不要な物は片づけるように心掛けましょう。

 ストレスに気を付ける

甘えん坊でやや依存心が強い傾向にあるため、飼い主が留守がちでいつも孤独でいるとストレスを抱えてしまいます。時間がある時にはたくさん遊んであげたり、多頭飼いすることも検討しましょう。

オリエンタルと一緒に暮らすには

オリエンタルと一緒に暮らすには
オリエンタルは、扱っているペットショップがあまりないためブリーダーから入手する方が良いようです。オリエンタルの長毛種は稀に生まれる個体のため、個体数が少なく入手は少々困難です。あらかじめブリーダーにお願いし、長毛の子が生まれた場合に連絡をもらうようにするといいでしょう。10~25万円ほどで取引されていることが多く、年齢や血統、被毛の長さによってはもっと高い子もいます。

オリエンタルの動画

オリエンタルの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。言語は英語ですが映像だけでも楽しめると思います。


引用元:Cats 101: Oriental

まとめ

オリエンタルは、スレンダーな体型から一見クールビューティーのような印象を受けますが、とても甘えん坊で飼い主に構って欲しい性格をしています。自宅でお仕事をされている方は、肩や膝の上に乗ってきたりするためちょっと大変ではありますが、とても飼いやすくお勧めの猫種です。

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