猫の種類

ハバナについて

ハバナは、チョコレート色の光沢のある被毛とグリーンの目を持つ猫種です。
ハバナについてもっと詳しく見ていきましょう。

♦基本情報♦

原産国:イングランド(イギリス)

ボディタイプ
 イギリススタンダード:オリエンタルタイプ
 アメリカスタンダード:セミフォーリンタイプ

被毛のタイプ:シングルコートの短毛種

体重:オス 3.6~4.7㎏、メス 2.6~3.8㎏

寿命:11~14歳

公認団体:TICA、CFA

ハバナ
目次

ハバナの歴史

ハバナの歴史
ハバナは、シールポイント(こげ茶色のポイント)を持つサイアミーズ(シャム)と、サイアミーズ(シャム)の血統である黒猫を交配させて生まれたのが始まりと言われています。生まれた猫は栗褐色の被毛に緑色の目を持ち、「スイス・マウンテンキャット」と呼ばれ世間に知られるようになりましたが、サイアミーズ(シャム)の青い目ではなく緑色の目を持つことから、サイアミーズ(シャム)の愛好家達から好まれず、全く繁殖が行われない時期もありました。
1950年代になり、この栗褐色の被毛と緑色の目が評価され始めると本格的な繁殖が開始されましたが、地域の好みによって2種類のタイプが育種されるようになります。

 イギリススタンダード

1952年に、イギリスの繁殖家達がシールポイントやチョコレートポイントを持つサイアミーズ(シャム)やロシアンブルーを交配させ、濃いチョコレートブラウンや明るい栗色の被毛を持つ猫が誕生し「チェスナットフォーリンショートヘア」としてイギリスの猫血統登録団体であるGCCFに公認されました。1970年には、被毛の色がハバナ葉巻の色に似ている、もしくはハバナウサギのブラウンの被毛に似ているという理由から「ハバナ」と名称が変更されました。

 アメリカスタンダード

1950年代半ばにイギリスからアメリカに輸入されたハバナは、国内では細身のオリエンタルタイプよりもセミフォーリンタイプの方が魅力があるとされていたため、がっちりとした体型になるように育種が進められ、1964年に「ハバナブラウン」としてCFAに公認されました。しかし、当時の個体数が少なかったため猫種としての存続と進化を目的に、CFAは1974年までサイアミーズ(シャム)やロシアンブルーとの交配を許可しました。その結果、褐色以外のライラックカラーの被毛を持つ個体が生まれるようになったため、1980年に「ハバナブラウン」から「ハバナ」に変更しました。

関連記事

ハバナの特徴

ハバナの特徴は、イギリススタンダードとアメリカスタンダードで異なります。
共通している部分としては、「トウモロコシの髭」と呼ばれる長い髭が生えていて、一般的な猫よりも小さめの猫種です。大きな耳と卵型の目はサイアミーズ(シャム)から受け継いだと言われています。

イギリススタンダード ボディタイプ:オリエンタルタイプ

身体:スリムで無駄のない筋肉がついている

頭部:はっきりとしたV字型で顎は小さい

鼻:横から見ると鼻の付け根が目と目の間の位置から高くなっていて、鼻筋が通っていて高い

アメリカスタンダード ボディタイプ:セミフォーリンタイプ

身体:中型でがっちりしている

頭部:やや丸みのあるV字型で四角くしっかりとした顎

鼻:横から見ると鼻の付け根が目の下の部分から始まっている

ハバナの性格

 賢くて愛情深い

賢いためしつけが楽で、芸を覚える子もいるようです。人が大好きで、飼い主やその家族に対して愛情表現をしてくれたり甘えてきたりします。好奇心が強いため、家族が何かをしていたら様子を見て一緒にやろうとします。

 嫉妬深くわがままな面もある

飼い主や家族のことは好きですが、家族によって態度を変えたり、遊びたいのに構ってもらえなかったり、他の猫を可愛がっていたりすると拗ねて言うことを聞かなくなったりする一面もあるようです。自分だけに愛情を注いで欲しい性格のため、多頭飼いには向かない様です。

ハバナの被毛や目の色

ハバナの被毛や目の色
ハバナの被毛は、シングルコートの短毛のため抜け毛が少なくお手入れが楽です。被毛の色は少し前までは、名前の由来となっているハバナ煙草に似た茶色のみでしたが、近年ではライラック色の個体も誕生しています。茶色には、チョコレートブラウンやマホガニーブラウンなどがあり、光沢があり滑らかで肌触りが良い被毛をしています。
目の色は、グリーンのみが認められています。

関連記事

ハバナのかかりやすい病気

ハバナは個体数が少ないため、今後なんらかの疾患が確認されるかもしれませんが、現在のところは特にないようです。しかし、サイアミーズ(シャム)の血を濃く受け継いでいる猫種のため、サイアミーズ(シャム)の遺伝疾患を引き継いでいる可能性があります。

 腎不全

腎臓が徐々に炎症を起こして機能が低下していく病気です。

 尿路結石症(尿石症)

腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。

関連記事

ハバナを飼うのに気をつけること

ハバナを飼うのに気をつけること

 室内環境

ハバナは、活発で動くことが大好きです。高い所に登るのも好きですので、走り回れる空間やキャットタワーを設置してあげましょう。特に手を使うことが好きなため、昆虫や羽のついたおもちゃで遊んであげるようにしましょう。

 ストレスに気を付ける

ハバナは構って欲しがる性格のため、時間がある時はたくさん遊んであげてください。あまり構ってあげないと拗ねて言うことを聞かなくなってしまったり、ストレスを抱えてしまう可能性があります。また、嫉妬してしまうため多頭飼いは避けた方が良さそうです。

ハバナと一緒に暮らすには

ハバナは、世界的にも個体数が少ない猫種のため、入手するのは大変困難です。ペットショップからはまず手に入らないと思いますので、ブリーダーからになりますが国内には存在しません。海外から輸入するには、個体の費用の他にも輸送費がかかったり手続きも煩雑になります。アメリカでは、10~15万円ほどで取引されているようです。

ハバナの動画

ハバナの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。言語は英語ですが、映像だけでも楽しめると思います。


引用元:Animal Planet : Cats 101 ~ Havana Brown

まとめ

ハバナは、見た目は細身のオリエンタルタイプ、もしくは筋肉質なセミフォーリンタイプで全身がチョコレートや栗のようなカラーをしている猫種です。とても希少なため手に入れるのは大変困難ですが、もし一緒に暮らすことが出来たら、拗ねてしまわない様にたくさんの愛情と時間をかけて育ててあげてくださいね。

error: Content is protected !!