猫について

猫の目について

猫の目画像

猫が嫌いな人の中には「猫の目が怖いという人がいますが、猫好きにとってはいろいろな色彩や明るさによって大きさが変わる瞳孔はとても魅力的ですよね。

そんな猫の目についてまとめてみました。

 

目次

猫の目から気持ちを読み取ろう

 眠たい時

眠たくなると猫の目は少し潤んで瞬膜が出てきますが、それを知らない人は白目をむいていると驚くかもしれません。
瞬膜は、猫の目頭の瞼の内側にある薄い膜で、眼球を傷つけないように保護する役目をしています。眠っている時やリラックスしている時に出る瞬膜は問題ありませんが、瞬膜が出たまま戻らないようなら病気や怪我のサインかもしれませんので、動物病院を受診してください。

 リラックスしている時

目を細めながら微笑むような表情を見せている時は、満足してリラックスしています。
この表情の時には喉をゴロゴロと鳴らしていることも多いのではないでしょうか。
猫も満足していますが、飼い主もその表情を見ているととても癒されますね。

 信頼・安心している時

目が合った時にゆっくり瞬きをしてくれたら、それはあなたをとても信頼している証です。

 興味を惹くものを見つけた時

猫は視力があまりよくありません。興味を惹くものを見つけた時は音のする方に神経を集中し、身体を低くします。
そして目は丸くなったり細くなったりして一生懸命ピントを合わせようとし、音が出る方向を見つめます。

 不安な時

知らない人や場所に対面すると目が半開きになったり、左右の大きさが違ったりすることがあります。
不安や恐怖、警戒心が強い時に緊張してそうなるようです。

 怒っている時

怒りで興奮状態になったり、相手を威嚇する時は瞳孔が開き黒目が大きくなります。
明るい場所で猫が目を丸くしていたら、興奮している時なので近寄るのはやめましょう。

猫の目の色

猫の目には白目がなく虹彩が大きな割合を占めています。虹彩とは、水晶体の間にある薄い膜のことで、瞳孔の大きさを変えて網膜に入る光の量を調節しています。虹彩の色=目の色です。
生まれてすぐの子猫の場合、虹彩に色素が沈着していないため青い目に見え、「キトゥン・ブルー」と呼ばれています。生後3週間くらいから虹彩に色素がつき始め、徐々に本来の目の色になっていきます。
虹彩のメラニン色素が少ないと薄い色、多いとより深く濃い色になっていきます。

 青系統の目の色

ブルーやアクアなど猫の目の色が青色に見える猫は、メラニン色素細胞をほとんど持っていません。私達の目から見ると青に見えますが、実際にはほぼ透明です。

青系統の目のシャム

サイアミーズ(シャム)

青系統の目のラグドール

ラグドール

青系統の目のヒマラヤン

ヒマラヤン

 緑系統の目の色

グリーンやヘーゼル(内側がグリーンで外側がブラウンのグラデーション)など猫の目の色が緑色に見える猫もメラニン色素量が少ないです。

緑系統の目のロシアンブルー

ロシアンブルー

緑系統の目のベンガル

ベンガル

 黄色系統の目の色

次にメラニン色素量が少ないのがイエローやゴールドなどアンバー(琥珀)色の目です。
下に記載している褐色系統の目の色とともに日本の猫に多い色です。

黄色系統の目のキジトラ 黄色系統の目の三毛猫

 褐色系統の目の色

最もメラニン色素が多いのがオレンジやカッパー(銅)色の目です。

褐色系統の目のブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘア

血色系統の目のボンベイ

ボンベイ

 赤みがかった目の色

メラニン色素を持っていない「アルビノ」と呼ばれる突然変異種において見られます。アルビノ猫の特徴は、被毛が真っ白で目の虹彩色素も抜けていますので、血管が透けて赤みがかって見えます。

アルビノ白猫

 オッドアイ

左右の目の色が違うことをオッドアイと呼びます。
白猫に生まれる可能性が高く、白猫の25%程度がオッドアイのようです。
このタイプの猫は色素の欠乏に関係する遺伝子が耳の中の器官に影響を及ぼし、青い目の側の耳に高確率で障害を持っていることがわかっています。
また、事故や病気の影響で後天的にオッドアイになることもあるようです。

オッドアイ白猫

 ダイクロイックアイ

とても珍しい目の色で、1つの目の中にヘーゼルの様なグラデーションではなく、はっきりと分かれた複数の色を持つ目の色です。

ダイクロイックアイ白猫

子猫のキトゥン・ブルーからの変化ではなく、成猫の目の色が変わった場合は、いろいろな目の病気が疑われるため動物病院に行きましょう。

猫の視力

猫の視力は人間の10分の1と言われています。
きちんと識別できるのは10m先くらいまでで、静止しているものはぼんやりとしか見えないようです。猫が首を傾けるのは、見えにくいものをしっかりと見ようとして目の角度を変えているためだと言われています。
しかし、動いているものを認識する動体視力は非常に優れていて、小動物がちょこまかと動くスピードの時に最も発揮されます。猫じゃらしやねずみのおもちゃを動かし始めると、猫は本能的にその動きに合わせて目を動かし飛びついてきます。

猫が暗闇でも自由に動けるのは、猫の網膜の裏側にある「タペタム(輝板)」という薄い膜が関係しています。タペタムは網膜を通過した光を鏡のように反射し、その光を増幅させ再び網膜に感じさせます。暗闇で猫の目が光るのも、この反射機能によるものです。光が全くない暗闇では人間と同じ様にものを見ることが出来ませんが、月明かりほどのわずかな光さえあれば、自身の力でその光を増やすことが可能なのです。

猫の色彩認識

猫の網膜には、白黒を判別する杆状体(かんじょうたい)と色を識別する錐状体(すいじょうたい)と呼ばれる細胞があります。人間には赤、緑、青の3色を認識する錐状体がありますが、猫には緑と青の2色を識別する錐状体しかなく、赤色を識別することが出来ないと言われています。私達が普段何気なく見ている景色を猫は全く違う色合いで見ているのですね。

まとめ

猫と会話をすることは出来ませんが、目の表情でどんな気持ちなのかが少しでもわかると愛情も一層沸いてきますよね。猫は自身で光を反射し増幅する目を持っているので、くれぐれもカメラで写真を撮る時はフラッシュをオフにしてくださいね。

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