猫について

猫の尻尾について

猫の尻尾はピンと立っていたり左右に揺れていたりして、いろいろな感情を示しています。
今回は猫の尻尾についてまとめてみました。

目次

猫の尻尾から気持ちを読み取ろう

 猫が尻尾をピンと立てている時

しっぽを立ててすり寄ってくる猫 猫が尻尾を立てている時は甘えたかったり嬉しい気持ちの時です。
子猫の時、母猫がお尻を舐めて排便を促したり綺麗にしたりしますが、その時子猫は尻尾を立てています。
成猫が尻尾を立てている時は、感情が子猫時代に戻っていると考えられています。
飼い主に尻尾を立ててすり寄ってくるのは、ご飯が欲しかったり甘えたい時です。

 猫が尻尾を立てて巻き付けてくる時

猫の尻尾には臭腺(しゅうせん)と呼ばれる匂いを発する部分があります。
飼い主や家の中のものに尻尾を巻き付け自分の匂いをマーキングしています。

 猫が尻尾を立てて先だけを小さく振っている時

何かを見つけて気を取られている時や、考え事をしている時に尻尾の先だけをピクリと動かすことがあります。

 猫が尻尾の毛を逆立てて膨らませている時

尻尾を膨らませている猫 尻尾や全身の毛を逆立てている時は、相手に対して自分を大きく見せようとしています。
この時は恐怖を感じていたり、相手に対して怒りの感情を抱いています。
猫の性格にもより、のんびりしている性格の子はあまりならず、臆病な性格の子はよくこの状態になるようです。

 猫が音を立てて尻尾をパタパタと大きく振っている時

猫が尻尾をパタパタと音を立てて大きく振ったり尻尾で叩いてくる時は、怒っていたりイライラしている時です。
無理矢理抱っこされ続けたりすると音を立てて尻尾を早く動かして嫌がります。

尻尾の短い猫は大きく振ることは出来ないので、尻尾全体を振り回すような仕草をします。

 猫が尻尾をゆっくり左右に振っている時

イライラしている場合と違って、音を立てずに尻尾を大きくゆっくり動かしている時はリラックスして機嫌がいい状態です。

 猫が立ったまま尻尾をゆっくり左右に振っている時

猫が立ったまま音を立てずに尻尾を左右にゆっくりと振っている時は、何かを見つけ観察しています。

 猫が尻尾を足の間に挟んだり身体に巻き付けている時

尻尾を身体に巻き付ける猫 猫が尻尾を足の間に挟んだり身体に巻き付けている時は、恐怖を感じています。
自分を小さく見せて「服従」や「負け」を認めた時や、見慣れないものに対して怖いと感じた時に見られます。
また、お腹を上にして抱いた時に尻尾をお腹につけている時も怖がっています。尻尾の短い猫の場合は、身体を縮こませたり、耳を後ろにピタッとつけたりして気持ちを表します。

 猫が尻尾をダランと下げている時

飼い主に怒られてしょんぼりしている時に尻尾は下がっています。
また、元気がなかったり体調が悪い時にも下がっているため、このような時は注意して様子を見てあげてくださいね。

 猫が寝ている時に尻尾の先だけ動かす時

寝ている時に呼びかけると尻尾の先だけ動かすことがあります。
聞こえているけれど起きるのが面倒な時に尻尾で返事をしているようです。

猫の尻尾の役割

 感情を表現する

上記のように猫の尻尾はその時の感情により様々な動きをします。

 マーキングする

猫の身体にはいろいろな場所に匂いを出す臭腺(しゅうせん)があります。
尻尾にもあり、飼い主や家のものに尻尾を巻き付けて自分の匂いをこすりつけます。

 身体のバランスを保つ

猫はバランスを崩しそうになると尻尾を素早く動かして転ばない様に調節します。
猫が走る時、高い所から飛び降りる時、ジャンプする時、不安定な場所を歩く時など、様々な状況に応じてうまく尻尾を使ってバランスを保っています。

 体温調節

丸まる猫 猫は寒くなるとマフラーの様に尻尾を巻き付けて身体を保温します。
ノルウェージャンフォレストキャットなど寒い地域の長毛種は、太くてふわふわの尻尾を持っています。

猫の尻尾の構造

猫の尻尾には様々な種類がありますが、尾椎(びつい)と尻尾を前後左右に動かす4種の筋肉、尻尾の細かい動きを担う8種の筋肉、尾椎や筋肉の動きを司る尾骨神経から構成されています。

 尾椎

尻尾を支える骨で尻尾の長さによって4~24個の小さな骨がいくつも連なっています。
先にいくほど細くなっています。

 尻尾を前後左右に動かす4種の筋肉と2種の補完筋肉

尾横突間筋(びおうとつかんきん)

  非常に小さな筋肉で尻尾を横に曲げる働きをします。

内背側仙尾筋(ないはいそくせんびきん)

  尻尾を上や斜め上に動かす働きをします。

外腹側仙尾筋(がいふくそくせんびきん)

  尻尾を下や斜め下に動かす働きをします。

直腸尾筋(ちょくちょうびきん)

  尻尾を下に巻き込む働きをします。

また、上記の他に機能を補完する筋肉として、以下の筋肉があります。

外背側仙尾筋(がいはいそくせんびきん)

  尾横突間筋と内背側仙尾筋が損傷した時に機能を補完する働きがあります。

内腹側仙尾筋(ないふくそくせんびきん)

  外腹側仙尾筋と直腸尾筋が損傷した時に機能を補完する働きがあります。

 尾骨神経

尾骨神経は、第1~第8までの尾骨の横から出ていて尻尾全体に分布しています。
尾骨神経は、骨盤神経や陰部神経、下腹神経などの重要な神経と繋がっているため、尻尾を強く引っ張ったり踏んづけて神経が損傷してしまうと、歩行困難や排尿・排便障害などを起こしてしまう可能性があるためその様な行動は止めましょう。

猫の尻尾の種類

 マンクスレンジ

基本的な尻尾の形で長いものから順に、「フルテイル」「ロンギー」「スタンピー」「ランピーライザー」「ランピー」に分類されます。
「ランピー」に至ってはほとんで尻尾がない状態です。

 リングテイルレンジ

長い尻尾が曲がっている状態に違いで「フランクカーブ」「アエリアルカーブ」「フラットトゥバック」に分類されます。

フランクカーブ

尻尾がカールし脇腹に垂れ下がっています

 

エアリアルカーブ

エアリアルカーブの猫

空中でくるんとカーブしています

フラットトゥバック

 

尻尾の付け根から折れ曲がり、

背中に沿って前方へ水平に伸びています。

 ボブテイル

ボブテイルの猫 尻尾が非常に短く、フルテイルの半分以下の長さ(6~7㎝)で1~数回折れ曲がっています。

 コークスクリュー(ピギー)

ピギーテイルの猫 豚の尻尾の様に尻尾がくるくると巻かれているため、ピギーテイルとも呼ばれます。

 キンクドゥテイル

鍵しっぽの猫 長い尻尾の途中や先が折れ曲がっています。
鍵しっぽもこのタイプに分類されます。

まとめ

猫の尻尾はいろいろな役割をしています。
感情がとても表れやすい部位の為、愛猫との信頼関係を築くためにもよく観察し気持ちを理解してあげてくださいね。
猫の尻尾が可愛くてついつい触ってしまう方も多いと思いますが、重要な神経と繋がっているため引っ張ったりするのはもちろんのこと、猫が嫌がる仕草をする場合はあまり触らない様にしてあげましょう。

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