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アメリカンボブテイルについて

アメリカンボブテイルは、短い尻尾が特徴で温和な性格から「猫界のゴールデンレトリバー」と言われる猫種です。
アメリカンボブテイルについてもっと詳しく見ていきましょう。

♦基本情報♦

原産国:アメリカ

ボディタイプ:ロング&サブスタンシャルタイプ

被毛のタイプ:ダブルコートの短毛種、長毛種

体重:オス 4.5~7㎏、メス 3.5~5㎏

寿命:14~18歳

公認団体:TICA、CFA

アメリカンボブテイル
目次

アメリカンボブテイルの歴史

アメリカンボブテイルの歴史
アメリカンボブテイルの歴史は、1960年代にアイオワ州に住んでいたある夫婦がアリゾナのリゾート地で休暇を過ごしていた際に、茶色と白のタビーで短尾の子猫を引き取ったことから始まりました。この子猫が成長し夫婦が飼っていた猫と交配したところ、全てが同じように尻尾が曲がった短尾の子猫になりました。この子猫を夫婦の友人達が引き取り、アメリカンボブテイルの繁殖が開始されました。しかし、近親交配のため遺伝性疾患が多発するようになり、一時期繁殖が廃れてしまいました。1980年代にある繁殖家が異種交配などを進め、多くの遺伝子を取り込むことでこの問題を克服し1989年にTICAに公認されました。アメリカンボブテイルは、近親交配の弊害を避けるために「メインクーン」との交配が認められていることから、「短尾のメインクーン」とも呼ばれています。この尻尾は優性遺伝であることから、劣性遺伝であるジャパニーズボブテイルとは遺伝子的にも別の猫種であることが分かっています。

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アメリカンボブテイルの特徴

アメリカンボブテイルの特徴
アメリカンボブテイルは、筋肉質で胸元の幅が広くがっしりした骨格の身体をしており、四肢も太く先端は大きく丸みを帯びています。頭部は丸みを帯びた逆三角形で、三角の大き目な耳の先端には「リンクス・ティップ」と呼ばれる飾り毛が生えていることもあります。アーモンド型の目と幅広の鼻と顎を持っています。一番の特徴は短い尻尾で、まっすぐな尻尾、結んだようにねじれた尻尾、巻いた尻尾、折れた尻尾などありますが、マンクスのように極端に短い尻尾はキャットショーでは好まれない様です。
成長速度が遅く、成猫の大きさになるまでに3年ほどかかると言われています。

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アメリカンボブテイルの性格

アメリカンボブテイルの性格

 温和で社交的

アメリカンボブテイルは、温和で社交的なため子供や他のペットとも仲良く付き合っていくことが出来ます。アメリカでは、アニマルセラピーに参加することもあり、「猫界のゴールデンレトリバー」と呼ばれ、参加者に癒しを与える猫として知られています。

 活発で遊び好き

アメリカンボブテイルは活発で遊び好きなため、家の中を走り回ったり飼い主と遊ぶことが大好きです。狩猟本能が高く、家の中に虫などが入ってくると必死に追いかけたりすることもあります。

 献身的で優しい

飼い主が体調を崩して寝込んでいたりすると、いつの間にか側に寄り添ってきたり、多頭飼いで他の猫同士で喧嘩をしていたら仲裁したりなど、献身的で優しい性格をしています。

アメリカンボブテイルの被毛や目の色

アメリカンボブテイルの被毛や目の色
アメリカンボブテイルの被毛はやや硬めのダブルコートです。もつれにくい毛質で短毛種と長毛種がいますが、長毛の子はそれなりに抜け毛が多いので定期的なブラッシングが必要です。被毛のカラーやパターンは、あらゆるものが認められていて多種多様です。
目の色も被毛に準じてあらゆる色が認められていて、左右で色の違うオッドアイの子もいます。

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アメリカンボブテイルのかかりやすい病気

アメリカンボブテイルのかかりやすい病気

 マンクス症候群

脊椎(背骨)の脊髄不全や奇形などによって様々な障害が引き起こされる遺伝性疾患です。

 尿路結石症(尿石症)

腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。

 毛球症

グルーミングなどにより飲み込んでしまった被毛をうまく排出出来ないことによって発症する病気です。

 腎不全

腎臓が徐々に炎症を起こして機能が低下していく病気です。

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アメリカンボブテイルを飼うのに気をつけること

アメリカンボブテイルを飼うのに気をつけること

 ブラッシング

アメリカンボブテイルはダブルコートの被毛のため、長毛の子はそれなりに抜け毛が多いので1日に1回、短毛の子は2、3日に1回はブラッシングをしてあげましょう。

 室内環境

アメリカンボブテイルは、活発で運動することが好きな猫種です。走り回れる空間とキャットタワーなどを設置してあげましょう。大型の猫のため、キャットタワーは丈夫なものにしましょう。太りやすい体質ではありませんが、食欲旺盛なため食事の管理と、飼い主と遊ぶことが大好きなので、時間がある時は運動不足解消のためにたくさん遊んであげて下さい。好奇心旺盛なので、外に出てしまうとそのまま帰ってこなくなることがあるようですので、戸締りの徹底や脱走対策をしましょう。

 ストレスに気を付ける

アメリカンボブテイルは人間が大好きなため、留守番ばかりする環境では寂しくてストレスを抱えてしまうことがあります。外出しがちなご家庭の場合は、多頭飼いを検討することをお勧めします。

アメリカンボブテイルと一緒に暮らすには

アメリカンボブテイルと一緒に暮らすには
アメリカンボブテイルは、ペットショップではほぼ見かけることはなく、扱っているブリーダーを探すのが難しく入手が困難な猫種です。どうしても飼いたい場合は、アメリカから輸入することになりそうです。個体のみでは、15~30万円ほどで取引されているようです。

アメリカンボブテイルの動画

アメリカンボブテイルの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。言語は英語ですが、映像だけでも楽しめると思います。


引用元:Animal Planet : Cats 101 ~ American Bobtail

まとめ

アメリカンボブテイルは、大型で優しく飼い主に癒しを与えてくれる猫種です。ペットとしてはとても優秀ですが、入手しにくいことが難点です。もし一緒に住むことが出来たら、毎日穏やかな気持ちで過ごせそうですね。

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