猫の種類

ターキッシュバンについて

ターキッシュバンは、古代からトルコのバン地域に生息している「バン・パターン」と呼ばれる特徴のある被毛パターンを持つ猫種です。
ターキッシュバンについてもっと詳しく見ていきましょう。

♦基本情報♦

原産国:トルコ

ボディタイプ:ロング&サブスタンシャルタイプ

被毛のタイプ:シングルコートの長毛種

体重:オス 5.4~6.8㎏、メス 4~5.8㎏

寿命:12~16歳

公認団体:TICA、CFA、FIFe、GCCF

ターキッシュバン
目次

ターキッシュバンの歴史

ターキッシュバンの歴史
ターキッシュバンの歴史は古く、紀元前1200年頃に作られた貴金属に頭部と尻尾に着色のあるよく似た猫の絵が彫られていたと伝えられたり、西暦75年頃、ローマ帝国侵攻の時の記録に頭部と尻尾に柄のある猫の絵が描かれていたと伝えられています。トルコから持ち出すことが禁止されているバンキャットに次いで、ターキッシュアンゴラとともに希少種とされているターキッシュバンが、世に知られるようになったのは1955年のことです。トルコ東部にあるバン湖へ訪れていたイギリス人が、湖で泳いでいる猫を発見し母国に持ち帰って繁殖させました。1969年に自然発生の猫種と認められイギリスの猫血統登録団体であるGCCFで登録されました。1982年にアメリカに輸入され、1985年にはTICAに、1988年にCFAに登録されています。
トルコでは、ターキッシュバンは国宝級の貴重な猫として扱われており、ターキッシュアンゴラと同じくトルコ農業大学とアンカラ動物園によって血統が管理されています。水の中を泳ぐことから、「ターキッシュ・スイミングキャット」とも呼ばれています。

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ターキッシュバンの特徴

ターキッシュバンの特徴
ターキッシュバンの身体は長く筋肉質でがっしりしており、ふさふさとした尻尾を持っています。頭部は丸く、三角の耳の間隔が狭く、アーモンド形の大きな目を持っています。最大の特徴は、耳の周辺と尻尾にのみ色がありその他はほぼ白い「バンパターン」と言われる被毛のパターンで、その被毛には水をはじく性質があり、泳ぐことに適しているとされています。
ターキッシュバンは、成長が遅く約3~5年かけて成猫の大きさになります。
一般的な猫の血液型はA型ですが、ターキッシュバンにはB型が多いと言われています。

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ターキッシュバンの性格

ターキッシュバンの性格

 賢くて社交的

賢いためしつけが楽で、飼い主や家族だけでなく、他の動物に対してもリーダーシップを発揮する相手に従順に懐きます。

 活発で穏やか

活発で遊ぶことが大好きです。泳ぐ猫として知られていますが、すべての個体が泳ぐわけではありません。また、野生の感覚が強く残っており、長時間構われたり抱っこされたりすることを嫌がる子が多いようです。

ターキッシュバンの被毛や目の色

ターキッシュバンの被毛や目の色
ターキッシュバンの被毛は、ビロードのような美しさがあるシングルコートの長毛です。換毛期以外は抜け毛も少なく、お手入れが楽です。冬季は長く密集していますが、夏季は尻尾を除いて短い毛に変化します。被毛の色は、ブラック、クリーム、ブラウン、ブルー、レッド、トータスシェルなど様々ですが、耳の周辺と尻尾のみ色が付きその他はほぼ白の「バンパターン」という特徴的な被毛パターンです。
目の色は琥珀色か青色ですが、琥珀色と青色のオッドアイが生まれることもあります。

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ターキッシュバンのかかりやすい病気

ターキッシュバンのかかりやすい病気

 肥大型心筋症

心臓の左心室(または右心室)の筋肉が厚くなることで拡張不全や流出路障害を起こす病気です。

 難聴

ターキッシュバンは、耳の周辺と尻尾以外は白いため白猫特有の聴覚障害を起こしやすいと言われています。

 皮膚病

ターキッシュバンの被毛は、鼻先や耳先の毛が薄く紫外線に弱い傾向があります。

 新生子溶血

ターキッシュバンは、一般的な猫の血液型がA型が多いのに対しB型の血液型が多いと言われています。新生子溶血は、A型の子猫がB型の母猫の母乳を飲んだ途端、血液中の赤血球が破壊されてしまう病気です。
重症の場合亡くなることもあります。
予防としては、父猫がA型、母猫がB型の組み合わせで繁殖しないことになりますので、繁殖を予定している方は血液型を把握することをお勧めします。

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ターキッシュバンを飼うのに気をつけること

ターキッシュバンを飼うのに気をつけること

 ブラッシング

ターキッシュバンの被毛はシングルコートで絡まりにくいため、長毛種ですが換毛期以外は定期的にブラッシングする程度で大丈夫です。水や汚れを弾く性質を持つ被毛ですが、皮脂が溜まりやすいので皮膚病を防ぐために定期的にシャンプーをしてあげましょう。

 室内環境

ターキッシュバンは、もともと山岳地帯で育った猫種のため活発で遊びが大好きです。走り回れる空間とキャットタワーを設置してあげましょう。大きめの猫種のため、キャットタワーは丈夫なものが良いでしょう。一般的な猫に比べると水に抵抗がないと言われていますが、水遊びをしている時は思わぬ事故に遭うかもしれませんので、必ず飼い主が側にいてあげて下さい。外出する時には、水回りの戸締りを徹底しましょう。

 狭い場所は苦手

一般的に猫は狭い場所を好みますが、ターキッシュバンは自由奔放な性格で狭い場所が苦手です。ケージに長時間閉じ込めたり、車で移動したりするのは必要最低限にした方が良さそうです。

ターキッシュバンと一緒に暮らすには

ターキッシュバンと一緒に暮らすには
ターキッシュバンは、希少種のため国内での入手は困難です。ペットショップよりはブリーダーからの方が入手しやすいですが、半年~1年以上待つこともあるようです。その他、CFAなどの血統登録団体に問い合わせすると、ブリーダーを紹介してくれることもあるようです。相場は、20~30万円くらいのようです。

ターキッシュバンの動画

ターキッシュバンの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。言語は英語ですが、映像だけでも楽しめると思います。


引用元:Animal Planet : Cats 101 ~ Turkish Van

まとめ

ターキッシュバンは、猫には珍しく水に対する抵抗が無い個体が多いと言われています。被毛のお手入れやしつけもしやすい猫種のため、もし一緒に住むことが出来たなら一緒に水遊びしてみたいですね。

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