猫の種類

テネシーレックスについて

テネシーレックスは、テネシー州で偶然発見されたキラキラと輝く巻毛を持つ猫種です
テネシーレックスについてもっと詳しく見ていきましょう。
 

♦基本情報♦

原産国:アメリカ

ボディタイプ:セミコビータイプ

被毛のタイプ:トリプルコートの長毛種(ミディアム)

体重:4㎏~5㎏

寿命:14歳前後

公認団体:ー

テネシーレックス
目次

テネシーレックスの歴史

テネシーレックスの歴史は、2004年にテネシー州で偶然発見された猫から始まりました。このメス猫は子猫を連れていたため母子ごと飼うことにした飼い主は、その子猫達のキラキラとした輝きを持った巻毛に気づき、猫のブリーダーや遺伝学者などに調査を依頼しました。その結果、この被毛が劣性遺伝によってもたらされたものと判明したため、テネシーレックスの繁殖計画が始まりました。名前は、テネシー州で発見された巻毛の猫であることから「テネシーレックス」と名付けられました。

テネシーレックスの特徴

テネシーレックスの特徴
テネシーレックスの身体は、丸みのある太い四肢と短めの太い首を持ち、筋肉質でがっしりとしたセミコビータイプの体型をしており、尻尾は長くてフサフサしています。テネシーレックスの1番の特徴は被毛です。名前に「レックス」とついている通り被毛はカールしたワイヤーヘアをしていて、髭もカールしています。また、通常の被毛の毛幹(表皮から上の部分)は平坦ですが、テネシーレックスの毛幹は多面になっているため光を反射しやすく、キラキラと輝く被毛で「サテン」と呼ばれたり、この輝きのことを「ゴールドダスト効果」や「真珠効果」と呼ぶこともあります。この輝く被毛はハムスターやウサギなどのげっ歯類に見られる特徴ですが、「巻毛」+「サテン」の被毛は現在のところテネシーレックスのみの特徴で、劣性遺伝によって現れると判明しています。また、アンダーコートとオーバーコートの中間に「オーンコート」と呼ばれる被毛を持っています。

テネシーレックスの性格

 愛情深くて優しい

テネシーレックスは、新しい環境などにはゆっくりと慣れさせる必要がありますが、飼い主のことが大好きで他の猫達とも上手に付き合っていくことが出来ます。ベットやソファーで飼い主と一緒に過ごしたり、後ろからついてきたり、膝の上に乗ったりすることが好きで、飼いやすいと言われています。

テネシーレックスの被毛や目の色

テネシーレックスの被毛や目の色
テネシーレックスはトリプルコートのセミロングのため、猫の中では抜け毛が多い方です。1週間に1~3回ほどブラッシングしてあげましょう。換毛期は大量に抜け毛が出るため、様子を見て回数を増やしたりお風呂に入れてあげましょう。カラーは様々なものが認められていますが、多いのはレッドやレッド&ホワイトで、カラーが薄い方が被毛がキラキラしているのがわかりやすいようです。
目の色は、被毛に準じて様々です。

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テネシーレックスのかかりやすい病気

 毛球症

グルーミングなどにより飲み込んでしまった被毛を上手く排出出来ないことによって発症する病気です。

 糖尿病

膵臓で作られるインシュリンの働きが悪くなり、血液中の糖が多くなってしまう病気です。

 膝蓋骨脱臼

膝蓋骨と呼ばれる膝の皿の骨が正常な位置からずれてしまう病気です。

 進行性網膜委縮(変性)症

眼の奥にある網膜が萎縮や変性をしてしまい正常な機能を果たさなくなる病気です。

 尿路結石症(尿石症)

腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。

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テネシーレックスを飼うのに気をつけること

テネシーレックスを飼うのに気をつけること

 室内環境

テネシーレックスは穏やかな性格をしていますが、運動不足はストレスや肥満の原因となるため、適度に運動出来るように時間がある時にはおもちゃで遊んであげたり、キャットタワーを用意してあげましょう。

テネシーレックスの動画

テネシーレックスの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。映像が暗いためキラキラの被毛についてはわかりにくいのですが、巻毛の感じはよくわかります。


引用元:Tennessee Rex LH

まとめ

テネシーレックスは個体数が少なく、まだ国内では認知度が低いため入手は困難です。海外のブリーダーも今は少ないですが、徐々に増えてきているようですので、いつか日本でもお目にかかれる日が来たらキラキラと輝く巻毛に魅了されそうですね。

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