ドウェルフは、足の短いマンチカンと無毛種のスフィンクス、カールした耳を持つアメリカンカールを交配した猫種です。 ドウェルフについてもっと詳しく見ていきましょう。 |
♦基本情報♦ 原産国:アメリカ 被毛のタイプ:短毛種(無毛種) 体重:2~3㎏ 体高:17~21㎝ 寿命:12~16年 公認団体:TDCA |
ドウェルフの歴史
ドウェルフは、2008年に足の短い「マンチカン」と無毛猫として有名な「スフィンクス」、カールした耳を持つ「アメリカンカール」を交配して誕生した猫種です。現在、世界最大の猫血統登録機関であるTICAに実験種として登録されており、繁殖プログラムでは上記の3種に加えて、「ミンスキン」や「バンビーノ」も交配に用いられています。また、小型猫を専門に公認するTDCAに登録されています。名前は、小人の意味である「ドワーフ」と妖精の意味である「エルフ」を合わせて名付けられたと言われています。
ドウェルフの特徴
ドウェルフは、交配種である3種の猫の特徴を引き継いでいます。小型ですががっしりとした身体を持ち、マンチカン譲りの短い四肢の後ろ足は前足よりも僅かに長く、お腹は丸まるとしていて尻尾はとても長くてムチのように先細りしています。頭部はくさび型で突き出た頬骨、やや離れ気味のアーモンド型の目を持ち、大きな耳の先はアメリカンカールの様に後方にカールしています。このカールの度合いは耳の後ろに90度以上曲がっているのが理想だと言われています。もう1つの特徴であるスフィンクス譲りの被毛は、完全に無毛のものから産毛が生えた状態のものまで存在しています。髭も個体によって全くないもの、少しあるもの、しっかりとあるものがあります。皺は、身体では肩や足の部分、顔では額と頬の部分に多く見られます。肌はスウェードのような滑らかな感触で直に体温を感じることができます。
ドウェルフの性格
社交的で人懐っこい
ドウェルフは、社交的な性格のため他のペットや子供と仲良く出来ます。人に依存するため、飼い主だけではなくその家族とも一緒に遊んだり、人懐っこく側に寄ってきてくつろいだりすることが好きです。
好奇心旺盛で活発
ドウェルフは足は短くてもよく走り回り、高い所に登ることも大好きです。好奇心旺盛で休むことなく何かをして動き回ります。
ドウェルフの被毛や目の色
ドウェルフの被毛は、無毛~産毛のため抜け毛の心配はありません。その分皮脂を吸収出来ないため皺の間などに汚れが溜まりやすく、定期的に濡れたタオルで拭いてあげたり、お風呂に入れる必要があります。被毛(地肌)のカラーは、特に指定はありません。
ドウェルフのかかりやすい病気
皮膚病
ドウェルフは、寒さや直射日光に弱く皮膚の病気になりやすいです。
脊椎の湾曲
背骨がお腹の方へ凹んでしまう病気です。
漏斗胸
肋骨の先天性異常で、肋骨が成長しすぎて身体の内側に陥没したり突出したりする病気です。
ドウェルフを飼うのに気をつけること
お手入れは小まめにする
ドウェルフは皮脂が皺の間に溜まり汚れやすいため、定期的に濡れタオルで全身を拭いてあげたり、お風呂にいれてあげるようにしましょう。また、大きな目や耳も汚れやすいためスキンシップを兼ねて小まめに掃除してあげましょう。
室内環境
ドウェルフは、足は短いですが活発で運動をよくする猫種です。動き回れる空間とキャットタワーを用意してあげましょう。被毛が無毛~産毛ため、寒さや直射日光に弱く擦り傷などを作りやすいので、室温管理に気を付け洋服を着せたりなどの工夫をしましょう。
ドウェルフの動画
ドウェルフの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。言語は英語ですが、映像だけでも楽しめると思います。
引用元:Cats 101 Animal Planet HD- Dwelf ** High Quality**
まとめ
ドウェルフは、日本ではまだ認知度が無く希少種のため入手は難しいです。抜け毛の心配はありませんがお手入れが必要な猫種のため、小まめにお世話するのが好きな人にお勧めの猫種です。