猫の種類

バンビーノについて

バンビーノは、足の短いマンチカンと無毛種のスフィンクスを交配し、両方の特徴を持って誕生した猫種です。
バンビーノについてもっと詳しく見ていきましょう。

♦基本情報♦

原産国:アメリカ

ボディタイプ:セミフォーリンタイプ

被毛のタイプ:短毛種(無毛種)

体重:2~4㎏

寿命:14年

公認団体:TICA、REFR

バンビーノ
目次

バンビーノの歴史

バンビーノの歴史

バンビーノは、足の短い「マンチカン」と無毛猫として有名な「スフィンクス」を人為的に交配して誕生した猫種です。アメリカ合衆国のあるキャッテリーが譲り受けた猫を基礎として繁殖を行いました。2005年にTICAに登録申請し、翌年の2006年に実験的品種として認定されています。その他、希少猫種の登録を専門に行っているREFRにも登録されています。名前であるバンビーノとは、イタリア語で「赤ちゃん」を意味する言葉です。

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バンビーノの特徴

バンビーノの特徴
バンビーノは細身で筋肉質な体型で、後ろ足は前足よりも長くセミフォーリンタイプの体型をしています。小柄ですがお腹周りはぽっちゃりしているのが理想で、鞭のような尻尾は長くて先細りしています。頭部はくさび型で小さく、大きな耳とアーモンド型でやや吊り上がった目を持っています。被毛は無毛やベルベットが好ましいとされていますが、そうでない個体も生まれます。子猫の頃は非常に皺が多く、成猫になっても皺が残っているのが理想とされています。基本的には無毛(うっすらとした産毛)ですが、頭部や尻尾に毛が生えていたり、細かい毛が広範囲で生えている個体もおり、尻尾の先に毛が生えている場合、「Lion Tail(ライオンの尻尾)」と呼びます。

バンビーノの性格

バンビーノの性格

 社交的で順応能力が高い

バンビーノは、社交的な性格のため他のペットや子供と仲良く出来ます。飼い主のことが好きで膝の上に乗ってくることもあります。また、順応能力が高いと言われており、旅行に連れていくことも可能で、引っ越しをしてもすぐに新しい環境に慣れてくれます。

 活発で好奇心旺盛

バンビーノは足は短くてもよく走り回り、ジャンプ力があるため高い所に登ることが大好きです。好奇心旺盛でいたずらすることも好きで、やんちゃに飛び回る姿から「猫界の猿」と呼ばれることもあるようです。

バンビーノの被毛や目の色

バンビーノの被毛や目の色
バンビーノの被毛は、完全な無毛ではなくうっすらと産毛が生えており、ピーチスキンのような手触りのため、「猫界の桃」と呼ばれることもあります。抜け毛はありませんが、皮脂を吸収する被毛がないため皺の間などに汚れが溜まりやすく、定期的に濡れたタオルで拭いてあげたり、お風呂に入れる必要があります。皮膚のカラーは、ホワイト、ブラック(グレーっぽい色です)、ピンクの3色です。
目の色は被毛に準じてブルーやゴールドなどがあります。

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バンビーノのかかりやすい病気

バンビーノのかかりやすい病気

 皮膚病

バンビーノは、寒さや直射日光に弱く皮膚の病気になりやすいです。

 椎間板ヘルニア

背骨と背骨の間にある椎間板が変形し潰れて中の髄核が飛び出し、近くの神経や脊髄を圧迫することで痛みを伴ったり麻痺の症状がでる病気ですが、もともと猫はしなやかな身体を持っているため発症するのは稀の様です。

 肥大型心筋症

心臓の左心室(または右心室)の筋肉が厚くなることで拡張不全や流出路障害を起こす病気です。

 尿路結石症(尿石症)

腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。

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バンビーノを飼うのに気をつけること

バンビーノを飼うのに気をつけること

 ストレスに気を付ける

バンビーノは社交的な性格ですがやや依存心が強いところがあり、留守の多いご家庭では寂しくてストレスを感じてしまうことがあるので、多頭飼いなどを検討しましょう。また、時間のある時には濡れタオルで全身を拭いてあげたり、耳の掃除などをしてスキンシップを積極的に取るようにしましょう。

 室内環境

バンビーノは、足は短いですが活発でよく運動をする猫種です。動き回れる空間とキャットタワーを用意してあげましょう。被毛がないため、寒さや直射日光に弱く擦り傷などを作りやすいため、室温管理に気を付け洋服を着せたりなどの工夫をしましょう。

バンビーノの動画

バンビーノの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。言語は英語ですが、映像だけでも楽しめると思います。


引用元:Cats 101- Bambino

まとめ

バンビーノは、日本ではまだ認知度が無く希少種のため入手は難しいです。しかし、国内では足の短い猫は人気があり、スフィンクスは無毛猫として有名で取り扱っているブリーダーもいますので、そのうちお目にかかれる機会があるかもしれないですね。

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