猫の種類

ライコイについて

ライコイは、オオカミのような色合いと部分的に薄くなっている被毛を持つ小型のマイナー種です。
ライコイについてもっと詳しく見ていきましょう。

♦基本情報♦

原産国:アメリカ

ボティタイプ:フォーリンタイプ

被毛のタイプ:短毛種

体重:2~4.5㎏

寿命:不明

公認団体:TICA

ライコイ
目次

ライコイの歴史

ライコイは、全く無関係な系統の猫が奇跡的に出会ったことで誕生しました。1匹目はテネシー州に住むあるブリーダーが里親募集広告で見つけた子猫で、被毛が薄く無毛種とも違う外見をしていました。もう1匹はある女性が飼っていた黒猫から生まれた猫で、親はなんの特徴もない黒猫でしたがこの子猫は被毛が全体的に薄いものでした。この猫達はお互い離れた場所に住んでいましたが、それぞれの飼い主の共通の友人がいたため奇跡的に会うことが出来ました。2011年9月からこの変わった被毛を持つ猫達の繁殖計画が始まり、検査によって被毛が薄いのは先天的な病気ではないことを証明したうえで2012年に有名な猫血統登録機関であるTICAにマイナーな新猫種として認定を受けました。ライコイの変わった外見に惹かれるブリーダーは多く、現在では世界中に存在します。名前である「ライコイ」とは、ギリシア語で「狼」を意味します。

ライコイの特徴

ライコイの特徴
ライコイの身体は、小柄で細身なフォーリンタイプの体型をしています。頭部はくさび型をしています。一番の特徴は被毛のパターンで、1本の被毛の中に何色もの色が入るティックドとは違い、独立した白と黒の被毛が密に入り混じったローンパターンで、白の被毛が多いか黒の被毛が多いかによって印象が全く違います。ライコイの被毛は、生まれた時は体中に生えていますが、生後3週目頃になると毛が抜け始め、生後10週頃には成猫と同じように目、鼻、耳、マズル付近の毛が無くなります。全身の被毛も、春先ごろになると全体的に抜け落ちてしまいます。一時的にスフィンクスのように毛が無くなることもありますが、その後戻ります。ライコイが狼のような外見でありながら可愛らしく見えるのは、体重が2~4.5㎏ほどの小型猫であるからかもしれません。

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ライコイの性格

 人懐っこくて友好的

ライコイは人懐っこくて友好的なため、子供や他のペットとも仲良くできます。

 警戒心が強い

ライコイは警戒心が強いため、慣れないうちは飼い主や他のペットに懐かないこともありますが、一緒にいるうちに警戒心が解け、信頼関係が出来ると一気に人懐っこくなります。

 匂いに敏感

ライコイは匂いに敏感であると言われています。

ライコイの被毛や目の色

ライコイの被毛や目の色
ライコイの被毛はアンダーコートがなく、まばらで薄いためブラッシングしすぎると地肌を傷つけてしまいます。濡れタオルで拭くだけでも問題ありません。被毛の色は白い毛が多いか黒い毛が多いかで印象が違います。

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ライコイのかかりやすい病気

 皮膚病

ライコイの被毛はとても薄いので、怪我をしないようにブラッシングは一般的な猫にするよりも優しく力を入れすぎない様にしてあげましょう。

 尿路結石症(尿石症)

腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。

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ライコイを飼うのに気をつけること

ライコイを飼うのに気をつけること

 最初は警戒心が強い

飼い始めの頃は警戒心が強いためなかなか懐かないかもしれませんが、信頼関係を築いて警戒心が解けてくると本来の人懐っこい性格になります。

 室内環境

ライコイは被毛が薄いため怪我をしやすいです。遊んでいる時に怪我をしないように家具の配置などに気を配りましょう。寒さに弱いため冬は風邪を引かない様に室温管理をしましょう。

ライコイの動画

ライコイの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。動画の言語は英語です。


引用元:Honi The Lykoi Cat aka Wolf Cat or Werecat

まとめ

ライコイは歴史の浅い猫種ですが、独特の外見に魅力を感じる人が多く密かに人気のある猫種です。ペットショップなどではなかなかお目にかかれないと思いますが、数は少ないですがブリーダーがいますので入手したい方はそちらに確認してみてくださいね。

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