チートーは、美しい斑点模様やロゼット模様を持つオシキャットとベンガルを交配して作出されたハイブリッド種です。 チートーについてもっと詳しく見ていきましょう。 |
♦基本情報♦ 原産国:アメリカ ボティタイプ:セミフォーリンタイプ 被毛のタイプ:短毛種 体重:オス 6.5~11㎏・メス 5~7㎏ 寿命:10~15年 公認団体:TICA、UFO |
チートーの歴史
チートーは、ハイブリッド猫を専門に繁殖させる「Wind Haven Exotics」に所属する人物により2001年から繁殖が試みられている、まだ歴史の浅い猫種です。原産国であるアメリカでは野生的な見た目の猫が人気のため、「野生的な外見と穏やかな性格を併せ持つ猫」を目的にオシキャットとベンガルを交配させて誕生し、2004年にUFO(United Feline Organization)で公認されTICAにも実験品種として登録されています。歴史はまだ浅いですが、映画「007」で有名な俳優であるショーン・コネリー氏が飼っている猫でもあり、人気のある品種のため徐々にブリーダーの数が増えてきており、現在では原産国のアメリカだけではなくニュージーランドやオーストラリアなどにもブリーダーがいます。
名前の由来は、野生的な見た目がチーターを連想させることから名付けられたと言われています。
チートーの特徴
チートーの身体は、四肢が長くスマートで筋肉質なセミフォーリンタイプの体型です。前足よりも後ろ足の方が長く、姿勢を低くした状態で足音を立てずに歩きます。チートーには、交配種された動物に見られる「両親に比べ優れる」という雑種強勢の現象があり、両親となるオシキャットやベンガルよりも一回り程大きく育ちます。
一般的な猫に比べると小さめのアーモンド型の目を持っています。
一番の特徴は、野生的なチーターやヒョウを連想させる斑点やラインなどの模様を持つ被毛です。
大型の猫の特徴として、成長のスピートはゆっくりです。
チートーの性格
人懐っこくて友好的
チートーは、ペットとしての穏やかな性格を持つことを目的に作出された猫種のため、野生的な見た目に反して穏やかで甘えん坊な性格をしています。警戒心があまりなく人や他のペットとも仲良く出来、特にオスは父性を発揮して子供や子猫に対して愛情を見せ攻撃的にならないと言われています。飼い主のことが大好きで、「構って欲しい」「抱っこしてほしい」という甘えん坊な性格をしています。
活発で運動好き
チートーは、運動するのが大好きで家の中を走り回ったりしますが、ジャンプ力はそこまで高くない様です。
チートーの被毛や目の色
チートーの被毛はかなり短く抜け毛も少ないため、1週間に1回ほどのブラッシングで問題ありません。滑らかで艶のある被毛の色は、ブラック、ブラウン、シルバー、シナモン、ホワイト、ブラウンマーブルがあり、そこにブラックやブラウンのスポット(斑点)模様や縞模様が入っています。
目の色は、グリーン、ヘーゼル、ゴールド、ブロンド、ブラウン、カッパーの6色です。
チートーのかかりやすい病気
尿路結石症(尿石症)
腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨と呼ばれる膝の皿の骨が正常な位置からずれてしまう病気です。
チートーを飼うのに気をつけること
鳴く度に反応しないようにする
ベンガルの血を引くチートーはよく鳴くと言われています。鳴く度に飼い主が応じてしまうと、頭が良くて甘えん坊なチートーは「鳴けば反応してくれる」と覚えてしまうので、緊急性がある場合は別として普段は適度にやり過ごすことも必要です。
室内環境
チートーはとても活発で運動量が多い猫種です。大型の猫種のため運動できる十分なスペースと頑丈なキャットタワーを用意してあげましょう。甘えん坊な性格のため、飼い主がおもちゃを使って遊んであげると喜びます。運動不足になると肥満の原因となるため、体重を見て食事量を管理しましょう。
チートーの動画
チートーの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。言語は英語ですが、映像だけでも楽しめると思います。
引用元:Cats 101- Cheetoh
まとめ
チートーはまだ歴史の浅い猫種のため、現在は国内での入手は困難です。しかし、海外のブリーダー数も増加しており、ベンガルは国内でもとても人気のある猫種のため、そのうち国内でも入手出来るようになるかもしれませんね。