アシェラは、大きさ、重さ、寿命、購入金額など様々な点で一般的な猫の基準をはるかに超える野性的な見た目の猫種です。 アシェラについてもっと詳しく見ていきましょう。 |
♦基本情報♦
原産国:アメリカ 被毛のタイプ:短毛種 体重:14kg~15㎏ 体長:約120㎝ 寿命:約30歳 公認団体:ー |
アシェラの歴史
アシェラはアメリカの「ライフスタイルペッツ社」が、「猫アレルギーの人でも安心して飼える見た目がヒョウやトラに近い猫」を目標に遺伝子組み換えによって開発し販売している猫種です。ライフスタイルペッツ社は、改名する前のアレルカ社時代から低アレルギーの猫を開発してきた会社で、改名後に作出されたアシェラは、「アフリカンサーバルキャット」「アジアンレパードキャット」「イエネコ」を掛け合わせたハイブリッドキャットです。
アシェラの特徴
アシェラは、イエネコとして大きいと言われるメインクーンでも10㎏に満たない体重であるのに比べ、オスであれば14㎏~15㎏ほどになる個体もいるためかなり大きいです。後ろ足で立てば約120㎝程になるため中型犬くらいの大きさになります。寿命も30年程でどの点をとっても一般的な猫とは桁違いな猫種です。身体に比べ小さめな頭部はベンガルに似ており、あまり野性味を感じない顔つきをしています。
アシェラの性格
賢く友好的
アシェラは、野生的な見た目に反してとても賢く友好的なため、人や他の動物にも慣れるのが早いと言われています。しかし、大型野生猫で交配種であるアフリカンサーバルキャットはもともと気性の荒い肉食動物のため、この血が濃い個体は成長するにつれて狂暴になってしまう場合もあるようです。ライフスタイルペッツ社では、このような場合のために1年間の保証がつけられていて、別の大人しい性格の個体と交換することが出来るようになっています。
アシェラの被毛や目の色
アシェラの被毛は短毛のため、1週間に1回のブラッシングをしてあげましょう。換毛期は抜け毛の様子を見て回数を増やしましょう。カラーやパターンは、サーバルやベンガルの被毛を引き継いでおり、綺麗なヒョウ柄をしています。
目の色はグリーンです。
アシェラのかかりやすい病気
アシェラの病気に関しては新しい猫種のため情報が見つかりませんでした。下記は一般的な猫がかかりやすい病です。
尿路結石症(尿石症)
腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。
心筋症
心臓の筋肉が厚くなることで、拡張不全や流出路障害を起こす病気です。
腎不全
腎臓が徐々に炎症を起こして機能が低下してしまう病気です。
アシェラを飼うのに気をつけること
室内環境
アシェラは活発で運動好きです。オスはかなり大きくなる個体もいるため、走り回れる十分な空間と丈夫なキャットタワーを用意してあげましょう。
アシェラの動画
アシュラの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。
引用元:$22,000 Ashera Cat
まとめ
アシュラは遺伝子操作をして誕生する猫種のため非常に希少で、個体の値段だけでも250万~1000万円を超えると言われているのに加え、野生猫を交配種としているため様々な届け出や許可が必要となり、日本で飼うことは非常に難しい猫種です。