オリエンタルバイカラーは、サイアミーズ(シャム)とアメリカンショートヘア、オリエンタルを交配して誕生したスリムな体型の猫種です。 オリエンタルバイカラーについてもっと詳しく見ていきましょう。 |
♦基本情報♦ 原産国:アメリカ ボディタイプ:オリエンタルタイプ 被毛のタイプ:短毛種・長毛種 体重:オス 3.1㎏~4.5㎏、メス 2.2㎏~3.6㎏ 寿命:12~14歳 公認団体:TICA |
オリエンタルバイカラーの特徴
オリエンタルバイカラーの性格
オリエンタルバイカラーの被毛や目の色
オリエンタルバイカラーのかかりやすい病気
オリエンタルバイカラーを飼うのに気をつけること
オリエンタルバイカラーの動画
まとめ
オリエンタルバイカラーの歴史
オリエンタルバイカラーの歴史は、1979年にサイアミーズ(シャム)とバイカラーのアメリカンショートヘアとの交配によって誕生した子猫から始まりました。子猫のうち、最も綺麗なバイカラーを持つ子をさらにサイアミーズ(シャム)やオリエンタルと交配して現在のオリエンタルバイカラーの基礎として育種し、1983年に2大猫血統登録団体の1つであるTICAに公認されています。オリエンタルバイカラーは、白い斑点を作り出す遺伝子を持ったオリエンタルタイプの猫全般を表し、短毛でも長毛でもよく、模様も様々なものが許容されています。
オリエンタルバイカラーの特徴
オリエンタルバイカラーの身体は、交配種であるオリエンタルから細長い四肢や胴体と鞭のように細い尻尾を受け継いでいます。頭部は小さな逆三角形型でやや吊り上がり気味なアーモンド型の目を持ち、目から鼻先までの距離が長くて口は小さめです。耳も大きく左右に離れ気味についています。被毛のバイカラーについては、白の斑点があることが条件で、斑点が身体全体の1/3であることが理想とされています。
オリエンタルバイカラーの性格
活発で愛情深くややわがまま
オリエンタルバイカラーは、細身ですが活発に動き回り遊ぶのが大好きです。飼い主に懐き愛情深く接してくれますが、よく鳴いて自己主張してくるわがままな面も見られます。
オリエンタルバイカラーの被毛や目の色
オリエンタルバイカラーには短毛も長毛もいます。短毛の場合は1週間に1回、長毛の場合は1週間に2、3回ブラッシングしてあげましょう。換毛期は抜け毛の様子を見て回数を増やしましょう。カラーはソリッド、タビー、パーティカラー、スモーク&シェーテッド、ポインテッド、キャリコ、カラーなど様々ですが、白い斑点が身体全体の1/3であることが理想とされています。
目の色はグリーンが最高とされていますが、カラーポイント種はブルーでもよいとされています。
オリエンタルバイカラーのかかりやすい病気
オリエンタルバイカラーは、病気になりやすい猫種と言われています。
知覚過敏症
突然鳴きだして異常な行動を取ったり、大人しい性格の子が攻撃的になったりする病気です。
糖尿病
膵臓で作られるインシュリンの働きが悪くなり、血液中の糖が多くなってしまう病気です。
リンパ腫
白血球の一種であるリンパ球が腫瘍化する病気です。
進行性網膜委縮(変性)症
眼の奥にある網膜が萎縮や変性をしてしまい正常な機能を果たさなくなる病気です。
尿路結石症(尿石症)
腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。
オリエンタルバイカラーを飼うのに気をつけること
わがままには適度に付き合う
オリエンタルバイカラーは大きな声でよく鳴きます。集合住宅などの場合は防音対策をする必要があります。また、ややわがままな性格のため、鳴く度に要求を叶えてあげると鳴き癖がついてしまいます。可愛いあまり鳴かれるといろいろしたくなってしまいますが、甘やかしすぎには注意しましょう。
室内環境
オリエンタルバイカラーはスリムな身体つきをしていますが、とても活発で運動量が多い猫種です。走り回れる空間とキャットタワーを用意してあげましょう。また、オリエンタルバイカラーの腸は一般的な猫に比べると細いと言われています。異物を誤飲してしまった場合、開腹手術をしなければならない可能性もあるため、不要なものは目につかない様に片付ける習慣をつけましょう。
オリエンタルバイカラーの動画
オリエンタルバイカラーの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。言語は英語ですが、映像だけでも楽しめると思います。
引用元:Oriental Bicolor | Cats 101
まとめ
オリエンタルバイカラーは、まだ国内では認知度が低いため入手は困難です。海外から輸入するかブリーダーから入手することになりますが、大きな声で鳴くことやややわがままな性格だったりと多少の手間が必要な猫種のため、しっかりとその性格を理解したうえで入手することをお勧めします。