バンボブは、無毛の短足猫である「バンビーノ」と尻尾が短い「アメリカンボブテイル」を交配して誕生した猫種です。 バンボブについてもっと詳しく見ていきましょう。 |
♦基本情報♦ 原産国:アメリカ 被毛のタイプ:短毛種(無毛種) 体重:不明 寿命:不明 公認団体:REFR |
バンボブの歴史
バンボブは、2015年に「バンビーノ」と「アメリカンボブテイル」を交配して誕生した、新しい猫種です。人為的な交配に関しては批判が多いですが、ブリーダーは3年5ヶ月の年月をかけて複数の遺伝工学技術者や獣医師の助言を受けながら交配の知識を学び、健康面に十分配慮をした上で誕生させました。現在は、希少な猫を登録しているREFR(Rare and Exotic Registry)に登録されています。
バンボブの特徴
バンボブは尻尾以外はバンビーノと似たような特徴を持っています。身体は筋肉質な体型で、後ろ足は前足よりも長く全体的にずんぐりしています。頭部はくさび型で小さく、大きな耳とアーモンド型でやや吊り上がった目を持っています。被毛は無毛~産毛が生え個体によって差があり、暖かいスウェード生地のような触り心地であることが好ましいとされています。バンビーノとの違いである尻尾は短く、約2.5㎝くらいが理想の長さでボブテイルの特徴を受け継いでいます。
バンボブの性格
社交的で順応能力が高い
バンボブは、社交的な性格のため他のペットや子供と仲良く出来ます。順応能力が高いと言われており、旅行に連れていくことも可能で、引っ越しをしてもすぐに新しい環境に慣れてくれます。
活発で好奇心旺盛
バンボブは足は短くてもよく走り回り、ジャンプ力があるため高い所に登ることが大好きです。好奇心旺盛でいたずらすることも好きで、やんちゃに飛び回ります。
バンボブの被毛や目の色
バンボブの被毛は、無毛~産毛が生えていて抜け毛はありませんが、皮脂を吸収する被毛がないため皺の間などに汚れが溜まりやすく、定期的に濡れたタオルで拭いてあげたり、お風呂に入れる必要があります。皮膚のカラーは、ホワイト、ブラック(グレーっぽい色です)、ピンクの3色です。
目の色は被毛に準じてブルーやゴールドなどがあります。
バンボブのかかりやすい病気
皮膚病
バンボブは、寒さや直射日光に弱く皮膚の病気になりやすいです。
椎間板ヘルニア
背骨と背骨の間にある椎間板が変形し潰れて中の髄核が飛び出し、近くの神経や脊髄を圧迫することで痛みを伴ったり麻痺の症状がでる病気ですが、もともと猫はしなやかな身体を持っているため発症するのは稀の様です。
肥大型心筋症
心臓の左心室(または右心室)の筋肉が厚くなることで拡張不全や流出路障害を起こす病気です。
尿路結石症(尿石症)
腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。
バンボブを飼うのに気をつけること
室内環境
バンボブは、足は短いですが成猫になっても活発で運動をよくする猫種です。動き回れる空間とキャットタワーを用意してあげましょう。被毛が無いため、寒さや直射日光に弱く擦り傷などを作りやすいので、室温管理に気を付け洋服を着せたりなどの工夫をしましょう。
バンボブの動画
バンボブの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。動画の言語は英語ですが、映像だけでも楽しめると思います。バンボブと一緒に紹介されたスフィンクスボブとの映像になります。
引用元:New Cat Breeds: Meet the Hairless SphynxieBob And BamBob
まとめ
バンボブは、とても新しい猫種で日本ではまだ認知度が無いため入手は難しいです。しかし、国内では足の短い猫は人気があり、スフィンクスは無毛猫として有名で取り扱っているブリーダーもいますので、そのうちバンビーノとともにお目にかかれる機会があるかもしれないですね。バンボブについては情報があまり無かったため、今後情報を入手しましたら記事を更新する予定です。