猫の行動

猫があなたの後ろをついてくる理由

猫があなたの後ろをついてくる姿は可愛いものですが、その時猫はどんな気持ちなのでしょうか。この記事では、猫があなたの後ろをついてくる理由や対策についてまとめました。

猫があなたの後ろをついてくる理由

目次

猫がついてくる理由

猫がついてくる理由

 構って欲しい

普段あまり甘えない猫が、高めの声で鳴きながらあなたの後ろをついてきたら「構って欲しい」「遊んで欲しい」と思っているかもしれません。

振り向いたあなたが構おうとした途端、逃げ出したらそれは「追いかけっこ」をしようと誘っているかもしれません。

こんな様子を見せる時には、思いっきり遊んであげて下さいね。

 母親だと思っている

通常母猫は子猫が生後4~6ヶ月ほどになると、威嚇などをして冷たい態度をとり自立を促します。

しかし、そういった経験をしていない子猫は、あなたのことを母猫と同様に思って甘えてきます。

半年くらいの子猫はまだ小さくて可愛いので、人はどうしても構いすぎてしまい、いつまでも子猫の気持ちのまま猫は育ってしまいます。

そのため、猫は成猫になっても自立出来ずにあなたの後ろをついていくのかもしれません。

 ご飯やおやつがもらえると思っている

あなたが朝起きた時や帰宅した時に、あなたの顔を見ながら鳴いてついてくるのは「お腹が空いた!」「早くご飯ちょうだい!」のサインです。

この場合、ご飯やおやつをあげた途端について来なくなり、ちょっと寂しい気持ちになるかもしれません。

ちなみに野良猫がこういった行動を取る時は、ご飯がもらえると思っているケースが多いようです。

庭に遊びに来た野良猫にご飯をあげたら、その後よく来るようになったという経験はありませんか?

 寂しかったり不安だったりする

引っ越したばかりの家や慣れない場所に行った時に、いつもそばにいるあなたの姿が見えないと寂しかったり不安な気持ちになったりして、猫はあなたのことを鳴きながら探すことがあります。

そんな時は、少し時間を作ってスキンシップをしてあげ猫を安心させてあげてくださいね。

 自分の所有物だと認めさせるため

あなたの後をついてきた猫が身体や額や頬などをすりつけてきた場合は、あなたを自分の所有物だと認めさせようとしているのかもしれません。

猫の身体や額や頬にはホルモンの分泌液(自分の臭い)を分泌する腺があり、擦り付けてくるのは「自分のもの」と主張するマーキング行動にあたります。

 愛情表現

あなたのことが大好きで、いつでもどこにでも一緒に行きたいという気持ちであなたの後をついてくることもあります。

あなたに興味があり、ついて行ったら何かいいことや楽しいことがあると思っているのかもしれません。

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猫がしつこくついてくる場合に考えられること

猫がしつこくついてくる場合に考えられること
猫があなたの後ろをついてくる理由を記載しましたが、ずっとついてきて離れようとしない、少しでも席を外すと鳴き続けるなどの行動が見られる場合は「分離不安症」の症状かもしれません。

分離不安症の症状は、飼い主の後ろをずっとついていく以外にも以下のような行動が見られます。

  • 噛みついたり引っ掻くなど攻撃的な行動をとる
  • うろうろしたりして落ち着きが無くなる
  • 大きな声で鳴き続ける
  • トイレ以外の場所で排泄をする
  • 過剰なグルーミングで部分的に毛が抜ける
  • 下痢や嘔吐する

いくら猫が寂しがるからと言っても、ずっと猫の側にいるわけにもいきませんので、分離不安症の疑いがある場合は普段から構いすぎないように心掛けたり、外出を悟られないようにする必要があります。

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猫がついてくる場合の対策

猫がついてくる場合の対策

猫が自分の後ろをついてくる姿は可愛いですが、どこにでもついてくるのは少し考えものです。

 入ってはいけない場所にはバリケードをする

最近のキッチンは対面型で開放的なものが増えているので、そういったキッチンの場合は難しいですが、火や刃物を使う場所であるため猫にはあまりついてきて欲しくない場所です。

また、書斎などいたずらされると困る物がある部屋にもついて来てほしくないと感じます。

こういった場所には、バリケードなどをして猫がついてこられないようにする必要があります。

出来ればあなたの姿が見えるようなものにした方が、猫が寂しい思いをしなくて済みますよ。

 決まった行動をとる

猫は毎日同じような行動を繰り返して過ごします。

帰宅してご飯が済んだら30分は猫と遊ぶ時間など、ある程度毎日同じような行動をしていると猫も「ご飯が終わったら遊んでもらえる!」と覚えてくれます。

行動をルーティン化することで、ずっとついてくるなどの行動が減るかもしれません。

 普段から構いすぎない様にする

ついつい可愛くて構ってしまいがちですが、分離不安症の症状が見られる場合は普段から少し距離をとって過ごすことも必要です。

いつでも猫の思うように行動してしまうと、猫もあなたのことを何でも言うことを聞いてくれると思うようになってしまいますので、母猫が自立を促すために冷たい態度をとるように、あなたもちょっと距離をとってみましょう。

まと

いかがでしたでしょうか。猫はとても可愛いものですが、どちらも依存しすぎるのはお互いにとってあまりいいものではありません。

猫があなたの後ろをついていく行動はあなたへの愛情や信頼の証ですが、あまりにもべったりな場合は少し距離をとっていい関係を築くように心掛けてくださいね。

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