アメリカンポリダクティルは、一般的な猫よりも指が多いことが特徴の猫種です。 アメリカンポリダクティルについてもっと詳しく見ていきましょう。 |
♦基本情報♦ 原産国:アメリカ 被毛のタイプ:短毛種・長毛種 体重:4~7㎏ 寿命:12~16年 公認団体:REFR |
アメリカンポリダクティルの特徴
アメリカンポリダクティルの性格
アメリカンポリダクティルの被毛や目の色
アメリカンポリダクティルのかかりやすい病気
アメリカンポリダクティルを飼うのに気をつけること
アメリカンポリダクティルの動画
まとめ
アメリカンポリダクティルの歴史
アメリカンポリダクティルの歴史は、ヨーロッパの船員が船旅のお守りやネズミ捕獲のために連れてきた猫がアメリカに上陸したことから始まったと言われています。上陸後、アメリカで繁殖されたため頭に「アメリカン」とついており、「ポリダクティル」とは多指の意味で、その名の通りアメリカンポリダクティルは、通常の猫よりも指の数が多いことが特徴の猫種です。他にも、「ミトン(手袋)キャット」や「サム(親指)キャット」、有名な作家であるヘミングウェイが多指の猫を可愛がっていたことから「ヘミングウェイキャット」などの別名があります。
アメリカンポリダクティルの特徴
身体の大きさは一般的な猫と同じくらいの大きさですが、多指のため足先は大きいです。指の数以外はこれといった大きな特徴はありません。一般的な猫の指は、前足に5本、後ろ足に4本の計18本ですが、アメリカンポリダクティルの場合は、前足が6本、後ろ足が5本などの場合があり、過去には計27本の指を持っていた個体もいると言われています。子猫の時には歩くのが遅い子もいるようですが、成長とともに多指に慣れ、手先を起用に使う子も多く、指が多いことで特に身体に悪い影響は無いと言われています。
アメリカンポリダクティルの性格
活発で明るい
船上でネズミ捕りとして生活していたため、とても活発で性格も明るい子が多いようです。
社交的で環境に対する適応能力が高い
社交的で人や他の動物に慣れやすく、船上の厳しい環境にいたため環境に適応する能力が非常に高いと言われています。
アメリカンポリダクティルの被毛や目の色
アメリカンポリダクティル被毛は、規定の長さがないため短毛種も長毛種もいます。抜け毛は一般的な猫と同じくらいのため、短毛種であれば1週間に1回ほど、長毛種であれば1週間に2、3回程度のブラッシングをしてあげましょう。色はブラック、ブルー、ブラウン、クリーム、ブラック&ホワイトのバイカラーなどです。
目の色も特に制限はないようです。
アメリカンポリダクティルのかかりやすい病気
腎不全
腎臓が徐々に炎症を起こして機能が低下していく病気です。
心筋症
心臓の筋肉に異常が起こり心臓の働きが低下することで全身に血液を送る働きが出来なくなる病気です。
尿路結石症(尿石症)
腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。
白内障
目の奥にある透明な水晶体の一部もしくは全部が白く濁ってしまい、視力が低下する病気です。
皮膚病
被毛が抜けてしまったり、皮膚自体に発疹などが出来たりする病気です。
アメリカンポリダクティルを飼うのに気をつけること
子猫の時の怪我に気を付ける
多指のため、子猫の中には歩行を覚えることに時間がかかる子もいるようです。成長とともに慣れてしまいますが、慣れるまでは怪我をしないように注意して観察してあげましょう。
室内環境
アメリカンポリダクティルは活発で運動が好きな猫種のため、運動できるスペースとキャットタワーを用意してあげましょう。船上ではネズミ捕りとして生活していたため、ネズミを追いかけるようなおもちゃだとたくさん遊んでくれます。
アメリカンポリダクティルの動画
アメリカンポリダクティルの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。
引用元:American Polydactyl Cat Breed | Get Acquainted with American Polydactyl
まとめ
アメリカンポリダクティルは、国内では認知度が低く入手はとても困難ですが、社交的で環境の変化にも適応できるため、とても飼いやすい猫種と言われています。機会があったら最大の特徴である手足を触ってみたいですね。