猫がハイテンションになる時
猫はとても嬉しい気持ちになったり、好奇心や狩猟本能が刺激された時にテンションが高くなると言われています。
深夜
飼い主さんの中には「夜の運動会」と呼んでいる方もいます。夜になると家の中を走り回り飼い主の上を走ったり、飛び降りてきたり、高い場所へ勢いよく登ったりといった行動が見られます。多頭飼いの場合は他の猫と追いかけっこを始めてしまうため、飼い主が睡眠不足になってしまうこともあります。
早朝
早朝、明るくなると本能的に起きた猫が走り回ることがあります。もっと寝ていたい飼い主は「なんでこんな時間に起こすんだ」と文句の1つも言いたい気分になります。
トイレの前後
トイレの前後でハイテンションになる猫もいます。鳴いたり唸り声をあげていると思ったらトイレに入ったり、トイレから出てきてすぐに走り回ったり爪とぎを始めたりすることがあります。
遊んでいる時
飼い主と遊んでいる時や、猫同士でじゃれ合っているうちにハイテンションになってしまう猫もいます。おもちゃを追いかける途中で急に爪とぎをしたり、尻尾の毛が大きく逆立ってモフモフになったりしている時は興奮してハイテンションになっています。
解放された時
飼い主が帰ってきてケージから出してもらえた時など、飼い主が返ってきた喜びもありハイテンションになる猫がいるようです。
猫がハイテンションになる理由と対策
深夜
夜の運動会は、猫がトイレに行きたいと感じたことがきっかけとなったり、体力があり余っている若い猫が小動物が動く夜に狩猟本能によって走り回ることから始まります。対策としては、寝る前にある程度の遊ぶ時間を作り、夜には満足して寝てくれるようにすることです。
早朝
明け方にハイテンションになる時は、お腹が空いていたり飼い主に構って欲しかったり、鳥が活動を始める時間帯のため狩猟本能から走り回ることがあるようです。対策としては、夜ご飯を寝るすぐ前に与えるようにする、夜寝る前に遊ぶ時間を作る、寒くないように暖房のタイマーをセットするなどがあります。
トイレの前後
猫にとってトイレの時間は無防備です。そのため、トイレ中に何かあってもすぐ対応出来るようにテンションを上げてトイレに臨むという説や、排泄の後自分の臭いを消すために砂をかけ、その後自分の居場所を悟られないようにダッシュで逃げているという説、トイレ後すっきりして気分が良くなってテンションが上がるなどいろいろな説があるようです。このような場合は本能的なものなので対策するのは難しいですが、トイレが気に入らない、トイレが汚いという理由で暴れ回ることもあるため、その場合は猫に合ったトイレに変えたり掃除をしたりといった対策をしてみましょう。
遊んでいる時
遊んでいる時に多少興奮状態になっている場合は、狩猟本能が刺激されているだけなので特に問題ありません。しかし、あまりにもテンションが高くなりすぎていると感じた時は、いったん遊ぶのを止め猫が落ち着くのを待ってみましょう。
解放された時
外出中に猫をケージなどに入れることは、お住いの環境によっては仕方のない場合もあるでしょう。その場合は、帰宅したらケージから出してあげ、ある程度の時間を作って猫と遊んであげたりブラッシングなどのケアをしてあげて下さいね。
体調不良がハイテンションの原因になることもある
猫のハイテンション状態がいつまでも続いている場合、単なる興奮ではなく体調不良や病気、誤飲による中毒などで、自分でコントロールできない状態に陥っている可能性があります。
- 名前を読んでも反応しない
- 食事や睡眠などをほとんどしない
- 明らかにずっとイライラしている
- いつまでも落ち着かずに同じ行動を繰り返している
- トイレに行っても尿が出ない、血尿が出ている
- 丸2日間便が出ていない
上記のような様子が続いている場合は、すぐに動物病院に連れて行きましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。猫がハイテンションになるのは、狩猟本能からくる場合や嬉しい時、達成感などいろいろなことが原因となっているようです。猫にとってはストレス発散にもなっていますので、無理矢理やめさせようとはせずに落ち着くのを待ってみたり、いろいろな対策を考えてみてくださいね。