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スコティッシュフォールドについて

スコティッシュフォールドは、折れ曲がった耳とのんびりとして人懐っこい性格が愛らしく、国内でも1、2番目に人気のある猫種です。
スコティッシュフォールドについてもっと詳しく見ていきましょう。

♦基本情報♦

原産国:スコットランド(イギリス)

ボディタイプ:セミコビータイプ

被毛のタイプ:ダブルコートの短毛種・長毛種

体重:オス 4~6㎏メス 3~4㎏

寿命:10~13歳

公認団体:TICA、CFA

スコティッシュフォールド
目次

スコティッシュフォールドの歴史

スコティッシュフォールドの歴史
スコティッシュフォールドは、1961年にあるスコットランドの農家で突然変異的に折れ曲がった耳を持って生まれた子猫が、やがて成長して子猫を生んだ時に同じように折れ耳の子猫が確認されたことをきっかけに計画的な繁殖がスタートしました。
その後、アメリカに移送されアメリカンショートヘアなどと交配を重ね、1978年にCFAでスコティッシュフォールドという新猫種として認定されました。
スコティッシュフォールドは、「スコットランドの折りたたまれたもの」という意味の名前の通り、折れ曲がった耳が際立った特徴を持つ猫種です。

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スコティッシュフォールドの特徴

スコティッシュフォールドの特徴
最大の特徴である折れ曲がった耳は、最初から折れ曲がっているわけではなく生後2~3週間くらいにかけて生じ始め、折れ曲がり具合は様々です。すべての子猫の耳が折れ曲がるわけではなく、折れ耳は3割、立ち耳は7割の確率と言われています。また、病気やストレスで折れ耳が立ったり、再び折れたりするようです。
耳の折れ方にもいろいろあり、緩い1つ折りを「シングルフォールド」、ぴったりとした1つ折りを「ダブルフォールド」、三重の折り目がついたものを「トリプルフォールド」と呼びます。
耳の他、丸い顔とつぶらな瞳、ずんぐりとした体型で「スコ座り」と呼ばれる独特の座り方をする姿も愛らしく、とても人気のある猫種です。

スコティッシュフォールドの性格

スコティッシュフォールドの性格

 のんびりとして穏やか

感情的になることが無く、鳴き声も小さく喧嘩もほとんどしないため多頭飼いに向いています。

 人懐っこい

見知らぬ人にでも甘え、人間と一緒にいるのが大好きなので、飼い主が留守がちだったりあまり遊んでもらえないとストレスを感じやすいです。

 運動量が少ない

運動量が少ないため、マンションでの騒音も気にせず飼いやすい猫種です。

スコティッシュフォールドの被毛や目の色

スコティッシュフォールドには、短毛種と長毛種がいますが、長毛種は「ハイランドフォールド」や「ロングヘアーフォールド」という別名があります。長毛種は、短毛種に比べて遺伝子的に劣性で数が少ないため希少です。
被毛の色は下記以外にもいろいろなカラーやパターンがあります。
目の色も被毛によって様々な色があります。

ブラウン ブラウン

全身ブラウンというよりもブラウンタビー(縞模様)やブラウンタビー&ホワイトの個体が比較的多いです。ブラウンの濃淡や柄はとても豊富です。

クリーム クリーム

全身クリーム色というよりも淡いクリームタビー(縞模様)やクリーム&ホワイトなどの毛色が多く見られます。

ブルー ブルー

全身ブルーやブルー&ホワイト、ハチワレ柄などの毛色が見られます。

ブラック ブラック

ブラック単色やそれよりもやや薄いブラックスモークやハチワレ柄が人気です。

キャリコ キャリコ

ホワイト、ブラック、オレンジのいわゆる「三毛」の被毛です。全体的に色が薄い個体が多く見られます。

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スコティッシュフォールドのかかりやすい病気

スコティッシュフォールドのかかりやすい病気
スコティッシュフォールドは、遺伝性疾患が多い猫種と言われています。下記のすべての病気に絶対になるというわけではありませんが、これから飼おうと思っている方は、これらの病気の発症のリスクがあることを知ってからご検討されることをお勧めします。

 骨軟骨異形成症

先天的な要因によって骨が十分に成長しない病気のことです。

 尿路結石症(尿石症)

腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。

 腎不全

腎臓が炎症を起こして機能が低下していく病気です。

 多発性嚢胞腎

腎臓に嚢胞が出来る先天性腎疾患で、嚢胞が大きくなり増えることで腎機能障害を起こしてしまう病気です。

 白内障

目の奥にある透明な水晶体の一部もしくは全部が白く濁ってしまい、視力が低下する病気です。

 肥大型心筋症

心臓の筋肉に異常が起こり心臓の働きが低下することで全身に血液を送る働きが出来なくなる病気です。

 外耳炎

耳の穴から鼓膜までの間の外耳に炎症が起こる病気です。

 難聴

音を増幅するためのコルチ器という器官がうまく作られなくなり、生まれつき難聴になると言われています。

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スコティッシュフォールドを飼うのに気をつけること

スコティッシュフォールド

 肥満対策

スコティッシュフォールドは、運動量があまり多くないため太りやすい体質です。
鳴き声が小さいためマンションなどで飼いやすいですが、爪とぎやキャットタワーなどを置き適度に運動できる環境を作り、適切な量のフードを計算して与えることが大事です。

 室温管理

ダブルコートのため寒さには比較的強いですが、暑さを苦手とするため夏季の室温管理には注意が必要です。

 ブラッシング

短毛であってもダブルコートのため抜け毛は多く、1日1~2回、長毛の場合は1日2回以上のブラッシングをし、特に換毛期はこまめにする必要があります。

 耳掃除

折れ耳を持つスコティッシュフォールドは、他の猫種よりも耳に湿気や汚れが溜まりやすいため、濡らしたコットンやガーゼで優しく拭き取るか、猫用のイヤークリーナーを使ってこまめに掃除をしてあげましょう。

スコティッシュフォールドと一緒に暮らすには

スコティッシュフォールドと一緒に暮らすには
スコティッシュフォールドは、国内では1、2位を争うほど人気の猫種ですので、ペットショップやブリーダーなど扱っているところは多く入手しやすいです。しかし、先天的疾患の多い猫種のため、信頼のおけるペットショップやブリーダーから入手することをお勧めします。折れ耳のスコティッシュフォールドと短足のマンチカンの交配であると思われる「スコマンチ」という猫種は遺伝子的な理由から猫の血統登録団体では認められていませんが、人気の1、2位を争う猫同士を交配させて高額で売るようなペットショップやブリーダーもいるようですので注意が必要です。
金額は10~20万円ほどで、短毛と長毛ではそれほど金額に違いはないようですが、立ち耳よりは折れ耳の方が金額が高くなっています。年齢や血統によってはもっと高額になる子もいるようです。

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スコティッシュフォールドの動画

スコティッシュフォールドの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。言語は英語ですが、映像だけでも楽しめると思います。


引用元:Animal Planet : Cats 101 ~ Scottish Fold

まとめ

スコティッシュフォールドは、穏やかで大人しい性格のためマンション住まいの方や初心者でも飼いやすい猫種ですが、遺伝性疾患が多く寂しがり屋のため普段からスキンシップやコミュニケーションをとることが大切です。
スコティッシュフォールドの長所と短所を理解し、その愛らしい見た目に癒され、素敵な日々を過ごしてくださいね。

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