ピーターボールドは、無毛猫であるドンスコイとオリエンタルショートヘアを交配して誕生した猫種です。 ピーターボールドについてもっと詳しく見ていきましょう。 |
♦基本情報♦ 原産国:ロシア ボティタイプ:オリエンタルタイプ 被毛のタイプ:無毛~短毛種 体重:オス 3~6㎏・メス 2.5~5㎏ 寿命:14~15年 公認団体:TICA、WCF、FIFe |
ピーターボールドの特徴
ピーターボールドの性格
ピーターボールドの被毛や目の色
ピーターボールドのかかりやすい病気
ピーターボールドを飼うのに気をつけること
ピーターボールドの動画
まとめ
ピーターボールドの歴史
ピーターボールドは、1994年にあるロシアのネコ科動物研究家がドンスコイとオリエンタルショートヘアを実験的に交配して生まれた子猫が基礎となっています。1996年には、ロシアの猫品種登録団体であるSFFに公認され、その後1997年にTICA、2003年にWCFに相次いで公認されました。近年は、細身のオリエンタルタイプの体型と無毛~短毛を維持するためにオリエンタルショートヘアやサイアミーズ(シャム)との交配が行われ、その一方で2005年以降はオリエンタルロングヘアやサイアミーズ(シャム)の長毛種であるバリニーズとの交配は禁止されています。名前はサンクトペテルブルグ(St.Petersburg)と無毛を意味する(bald)を合わせた造語から名付けられました。
ピーターボールドの特徴
ピーターボールドの身体は、四肢が長く全体的に細長い胴体のオリエンタルタイプの体型で、尻尾は鞭のように長く先にいくにつれて細くなっています。頭部はくさび型で大きな耳と、やや吊り上がり気味のアーモンド型の目を持ち髭が生えます。ピーターボールドの被毛にはいくつかの種類によって分類されています。
ボールド:無毛タイプ
ウルトラボールド | 完全に無毛です。 |
フロック/シャモア | 足の先や尻尾の先など、ところどころに毛が生えます。 |
ベロア | 全身にピーチスキンのような産毛が生えます。 |
ヘアリー:短毛タイプ
ストレート | 直毛の毛に覆われています。 |
ブラッシュ | ワイヤーヘアのような毛に覆われています。 |
ピーターボールドの性格
人懐っこくて友好的
ピーターボールドは人懐っこくて友好的なため、子供や他のペットとも仲良くできます。
活発で運動好き
ピーターボールドは、活発で好奇心旺盛なため家の中を探検したり飼い主と遊ぶことが大好きです。
依存心がやや強く寂しがり屋
ピーターボールドは飼い主に対する依存心がやや強いため、飼い主がいつも外出していて留守が多いご家庭には向かない猫種です。あまりにも構ってあげないと、拗ねてしまうことがあります。
ピーターボールドの被毛や目の色
ピーターボールドは無毛~極短毛のため抜け毛の心配はありませんが、皺の多い皮膚は汗をかきやすいため、定期的に濡れたタオルなどで身体を拭いてあげましょう。また、日焼けに弱いため直接日が当たらない場所を用意してあげましょう。無毛タイプの皮膚の色は肌色で、極短毛タイプは、ピンク、ブルー、ブラウン、ブラックなどあらゆるバリエーションがあります。
目の色も皮膚や被毛の色に準じていろいろあります。
ピーターボールドのかかりやすい病気
皮膚病
ピーターボールドは無毛または毛があってもとても短いため、怪我をしやすく直射日光にも弱く、汗をかくため皺に汚れが溜まりやすく皮膚病を発症しやすいと言われています。
歯周病
歯肉炎や歯周炎といった歯周組織に炎症を起こす病気です。
尿路結石症(尿石症)
腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。
ピーターボールドを飼うのに気をつけること
ストレスに気を付ける
ピーターボールドは寂しがり屋で飼い主にやや依存するところがありますので、コミュニケーションを兼ねて日頃から皮膚の状態を見てあげ小まめに身体を拭いてあげたり、おもちゃで遊んであげたりしてストレスを溜めない様にしてあげましょう。
室内環境
ピーターボールドは活発な猫種です。走り回れる空間とキャットタワーを用意してあげましょう。皮膚が薄いため怪我をしやすく、寒さに弱いため冬は室温管理に気を付け、夏は強い日差しを浴びない様に日陰の場所を作ってあげるなどの工夫をしましょう。
ピーターボールドの動画
ピーターボールドの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。言語は英語ですが、映像だけでも楽しめると思います。
引用元:Cats 101 Animal Planet - Peterbald ** High Quality **
まとめ
ピーターボールドは賢くとても飼いやすい猫種です。現在国内では入手が難しいですが、同じ猫種でも無毛の個体と短毛の個体では印象が違いとても魅力的ですね。