猫の種類

ノルウェージャンフォレストキャットについて

ノルウェージャンフォレストキャットは、身体が大きくて被毛がフサフサの猫種です。
ノルウェージャンフォレストキャットについてもっと詳しく見ていきましょう。

♦基本情報♦

原産国:ノルウェー

ボディタイプ:ロング&サブスタンシャルタイプ

被毛のタイプ:ダブルコートの長毛種

体重:オス 4.5~8㎏メス 2.8~6.5㎏

体長:オス 50~60㎝・メス 40~50㎝

寿命:11~14歳

公認団体:TICA、CFA、FIFe、GCCF

ノルウェージャンフォレストキャット
目次

ノルウェージャンフォレストキャットの歴史

ノルウェージャンフォレストキャットの歴史
ノルウェージャンフォレストキャットの歴史は古く、いろいろな説があります
バイキングが船内のネズミ捕りのために連れて帰った猫という説、「雷神のトールが持ち上げられなかった猫」や「女神フレイヤのソリを引いていた猫」などの北欧神話の中に登場している猫という説があります。
ノルウェージャンフォレストキャットは人によって繁殖された猫種ではなく、ノルウェーの厳しい寒さを生きていくために自然に適合して発生した猫種ですが、野生で生き残るのは容易ではないため愛猫家達が保護活動を行って猫種を保ってきました。
しかし、第二次世界大戦時に保護活動が中断され、絶滅の危機に瀕するほど個体数が減少しました。1970年代に入りノルウェーのブリーダーによる保護活動が再開されるとともに本格的な育種と保存が始まり、1977年にはヨーロッパの登録機関に、1978年にはスェーデン、1984年にアメリカで猫種として登録されました。

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴
ノルウェージャンフォレストキャットの特徴は、ノルウェーの厳しい寒さを生き抜くための豊かな長い毛並みを持っていることと大きな骨太の筋肉質な身体です。
耳の中からもフサフサと長い毛が生えています。
身体は大きくてもノルウェーの森で狩りをして生活をしていたため、運動能力が高く木登りもします。
また、ノルウェージャンフォレストキャットは一般的な猫種と違い1年を越しても身体が成長し続け、個体によっては5歳くらいまで大きくなり続けることがあります。

ノルウェージャンフォレストキャットの性格

ノルウェージャンフォレストキャットの性格

 穏やかで友好的

他の猫やペットと穏やかに暮らせる性格です。身体は大きいですが多くは鳴かず、鳴き声も小さいです。人に対しても友好的なため、初めて猫を飼う方にも飼いやすい猫種です。

 甘えん坊

ノルウェージャンフォレストキャットは、甘えん坊な性格の子が多く犬の様だとも言われます。特にメスよりもオスに甘えん坊が多いと言われています。甘えん坊な性格ではありますが、あまりにも過剰なスキンシップは好まなく、ストレスに感じることもあるようです。

 運動量が多く好奇心旺盛

狩りをして生活していた猫種のため、高い木の上に登ったり小動物を狩ったりします。室内でも部屋中を駆け回ったり、本棚や家具の上など高い場所を好みますので、高低差のあるキャットタワーなどを用意してあげれば喜んで遊んでくれます。

 辛抱強く賢い

寒い環境で生きてきたため辛抱強く、小さな子供が構っても相手をしてくれます。また、賢いためしつけもしやすく簡単な芸ならすぐに覚えます。

ノルウェージャンフォレストキャットの被毛や目の色

ノルウェージャンフォレストキャットの目は、グリーンやゴールド、カッパー色をしています。ノルウェージャンフォレストキャットの被毛は、寒さに強い長毛でダブルコートになっています。外側の毛(オーバーコート)は防水性が高く雪や風から身体を守り、内側の毛(アンダーコート)は空気を含みやすく保湿性に優れています。また、足の指の間には「タフト」という長い毛束が生えており、雪の中でも自由に歩き回れるようになっています。
ノルウェージャンフォレストキャットの被毛や柄はいろいろな種類がありますが、チョコレート、ラベンダー(ライラック)、ポインテッド、シナモンの色や柄は認められていません。

ソリッド

ソリッド(単色)

タビー

タビー(縞模様)

キャリコ

キャリコ(三毛猫)

バイカラー

バイカラー(二色)

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ノルウェージャンフォレストキャットのかかりやすい病気

ノルウェージャンフォレストキャットのかかりやすい病気

 毛球症

グルーミングによって飲み込んだ被毛をうまく排出できなくて発症する病気です。

 糖尿病

膵臓で作られるインシュリンというホルモンの働きが悪くなり、血液中の糖が多くなってしまう病気です。

 肥大型心筋症

心臓の筋肉が厚くなってしまうことでうまく血液を送り込めなくなる病気です。

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ノルウェージャンフォレストキャットを飼うのに気をつけること

ノルウェージャンフォレストキャットを飼うのに気をつけること

 抜け毛が多い

ノルウェージャンフォレストキャットは、長毛で豊かなダブルコートの被毛を持つため抜け毛が多く、グルーミングの際に飲み込んでしまう毛の量が多い猫種です。ブラッシングは1日1回、換毛期には1日に2回は行うことが理想です。

 体重管理

ノルウェージャンフォレストキャットは、もともと厳しい環境で狩りをして生活していた猫のため、室内飼いで運動量が少ないと太りやすいです。体重が増えると関節に負担がかかりやすいため、適度な運動量と食事管理が大切です。

 室内管理

ノルウェージャンフォレストキャットは、好奇心旺盛でいたずら好きでもあります。危ないものや必要のないものはいたずらされないように収納するようにしましょう。また、寒さには強いですが暑さは苦手なため、部屋の温度が暑くなりすぎないような環境にしてあげましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットと一緒に暮らすには

ノルウェージャンフォレストキャットと一緒に暮らすには
ノルウェージャンフォレストキャットは、日本でも人気があり、ペットショップやブリーダーでも多く扱っている猫種です。
色や柄、年齢にもよりますが、10~30万円くらいで取引されていることが多いようです。
子猫時代が長く身体が大きくなりますので、そのことを理解してから迎え入れてあげてくださいね。

ノルウェージャンフォレストキャットの動画

ノルウェージャンフォレストキャットの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。言語は英語ですが、映像だけでも楽しめると思います。


引用元:Cats 101 Animal Planet - Norweigan Forest Cat ** High Quality **

まとめ

穏やかで人懐っこい性格のノルウェージャンフォレストキャット。
甘えん坊なので、フサフサの被毛をモフモフしたら日頃の疲れも癒されそうです。毎日のブラッシングや夏の温度管理は大変ですが、初めて猫を飼う方にもとても飼いやすい性格の猫種です。被毛の色や柄がいろいろありますので、お気に入りの子を探すのも楽しいかと思います。
ノルウェージャンフォレストキャットを飼ってみたいとご検討されている方に、少しでも参考になりましたら幸いです。

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