デザートリンクスは、北米の小型のオオヤマネコとイエネコのハイブリット種ではないかと言われている「デザートリンクスグループ」に属する猫種です。 デザートリンクスについてもっと詳しく見ていきましょう。 |
♦基本情報♦ 原産国:アメリカ 被毛のタイプ:短毛種・長毛種 体重:4.5~8㎏ 寿命:12~15年 公認団体:REFR |
デザートリンクスの特徴
デザートリンクスの性格
デザートリンクスの被毛や目の色
デザートリンクスのかかりやすい病気
デザートリンクスを飼うのに気をつけること
デザートリンクスの動画
まとめ
デザートリンクスの歴史
デザートリンクスは、北米の小型のオオヤマネコとイエネコのハイブリット種ではないかと言われる「デザートリンクスグループ」に属する猫種と言われています。名前の由来となっているリンクスは「オオヤマネコ」を意味します。人工的に交配させられて出来たと言われていますが、定かではなく現在でも謎の多い猫種です。
猫の血統登録団体としては大きい団体であるCFAでは、ネコ科の野生動物との交配を受け入れないため、デザートリンクスは公認していません。現在公認している血統登録団体は、希少種の登録団体であるREFR(Rare and ExoticFeline Registry)です。
デザートリンクスの特徴
デザートリンクスが所属する「デザートリンクスグループ」としての身体の特徴は、大きな骨格で筋肉質であり、前足よりも後ろ足の方がやや長く、尻尾は短く(マンクスのように尻尾がない個体もいるようです)、多くの個体で多指が見られ、指の間には房毛が生えています。
頭部は大きめで離れた目とマズルが真四角に近い形をしており、耳の先には房毛があります。
上記の特徴を持ちながらデザートリンクスとしての特徴は、白以外の直毛を持ち、耳は直立しています。
一般的な大型の猫と同じ様に成長するまでに3~4年ほどかかります。
デザートリンクスの性格
活発で遊び好き
デザートリンクスは、活発で遊び好きです。野性の血を引くため、小動物を追いかけ狩りの対象としてしまうことがあります。
愛情深く社交的
愛情深い性格で、飼い主のことが大好きでどこまでもついていくことがあるようです。社交的なため、子供や他のペットと仲良く暮らすことが出来ます。
デザートリンクスの被毛や目の色
デザートリンクスの被毛は直毛で、短毛の個体も長毛の個体もいます。抜け毛は一般的な猫と同じくらいのため、短毛種であれば1週間に1回、長毛種や巻毛の場合は1週間に2,3回のブラッシングをしてあげましょう。お風呂は、短毛の場合は抜け毛が気になるようであれば換毛期に1回、長毛や巻毛の場合は汚れや抜け毛が気になる時に入れてあげましょう。カラーはブルー、レッド、クリーム、フォーン、チョコレート、ライラックなどがあり、パターンもソリッド、タビー、スポット、ティックドなどで組み合わせは様々あります。
やや離れ気味な目の色は、ブルー、グリーン、オッドアイ、ゴールドなど様々です。
デザートリンクスのかかりやすい病気
尿路結石症(尿石症)
腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。
毛球症
グルーミングなどにより飲み込んでしまった被毛をうまく排出出来ないことによって発症する病気です。
デザートリンクスを飼うのに気をつけること
小動物と一緒に飼うのは避ける
デザートリンクスは、野生の血を引いているため活発で、小動物を狩りの対象として追いかけてしまうことがあります。ハムスターや小鳥などとは部屋を別にしたとしても、万が一のことを考えて一緒に飼わない方がいいでしょう。
室内環境
デザートリンクスは、運動量が多い猫種です。特にオスは一般的な猫よりも大きくなるため、動き回れる空間や丈夫なキャットタワーを用意してあげましょう。飼い主のことが好きなため、おもちゃなどで一緒に遊んであげると喜びます。運動不足になると肥満になり、いろいろな病気の原因となりますので、食事の量を調節するなど工夫しましょう。また、多指の場合爪とぎしにくいと言われているため、スキンシップを兼ねて爪の状態や指の間の房毛の状態を見てあげ、定期的にお手入れしてあげましょう。
デザートリンクスの動画
デザートリンクスの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。同じデザートリンクスグループに所属する耳が外側にカールしたハイランダーと一緒の映像です。
引用元:Lynx Hybrid - Big highland & Desert lynx Cats in a tree.
まとめ
デザートリンクスは、国内では認知度が低く入手はとても困難ですが、社交的で愛情深い性格のため飼いやすい猫種です。野性的な猫をペットにしたい方にはとても魅力的な猫種ですね。