ブランブルは、無毛猫であるピーターボールドや野性的な被毛を持つベンガルなどを交配して誕生した猫種です。 ブランブルについてもっと詳しく見ていきましょう。 |
♦基本情報♦ 原産国:アメリカ 被毛のタイプ:短毛種 体重:3~5㎏ 寿命:9~15年 公認団体:REFR |
ブランブルの歴史
ブランブルは、2007年頃にあるアメリカのブリーダーが無毛猫である「ピーターボールド」と野性的な被毛を持つ「ベンガル」を基礎に、その他の猫種を交配して誕生した新しい猫種です。猫の血統登録機関で有名なTICAなどへの登録を準備中ですが、現在は希少な猫種を専門に受け持っているREFR(Rare and Exotic Feline Registry)にのみ公認されています。ブランブルの名前は、ブリーダーの名前にちなんで名付けられたと言われています。
ブランブルの特徴
ブランブルの身体は、大きめで筋肉質な身体をしており尻尾は長めです。頭部は大きな耳と大きなアーモンド型の目を持ち、しっかりとした顎の円形のマズルを持っています。一番の特徴は、ピーターボールドのブラッシュタイプが持つような短毛のワイヤーヘアで、被毛の下の地肌にはベンガルのようなロゼットパターン(雲模様)があり、陽の光が当たるとその模様が透けて見えることです。
ブランブルの性格
人懐っこくて友好的
ブランブルは人懐っこくて友好的なため、子供や他のペットとも仲良くできますが、家族の中で特に1人をお気に入りとして選ぶようです。
活発で運動好き
ブランブルは、活発で好奇心旺盛なため家の中を探検したり飼い主と遊ぶことが大好きです。ヤマネコの血が入っているため、ハンター気質があり小動物や小動物を模したおもちゃを見ると狩猟本能が刺激されるようです。
ブランブルの被毛や目の色
ブランブルの被毛は短いワイヤーヘアで抜け毛は少ない方なので、1週間に1、2回ほどブラッシングしてあげましょう。毛色は様々な色がありますが地肌にロゼットパターンがあり、陽の光が当たると透けて見えるのが特徴です。
目の色も被毛の色に準じていろいろあります。
ブランブルのかかりやすい病気
ブランブルは比較的新しい猫種のため、今後何らかの疾患が判明する可能性があります。下記は一般的な猫がかかりやすい病気です。
心筋症
心臓の筋肉に異常が起こり心臓の働きが低下することで全身に血液を送る働きが出来なくなる病気です。
腎不全
腎臓が徐々に炎症を起こして機能が低下していく病気です。
尿路結石症(尿石症)
腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石や結晶が出来、傷つけたり詰まったりすることで血尿が出たり、膀胱炎を引き起こしてしまう病気です。
ブランブルを飼うのに気をつけること
小動物と一緒に飼うのは避ける
ブランブルはヤマネコの血を引いているため、ハンター気質で小動物を見ると追いかけまわしてしまうことがあります。小動物にとってその様な環境はストレスになるため、出来れば一緒に飼うのは避けましょう。
室内環境
ブランブルはとても活発な猫種です。走り回れる空間とキャットタワーを用意してあげましょう。運動不足や食べ過ぎてしまうと肥満になってしまいます。肥満は様々な病気の原因となるため、おもちゃを使って一緒に遊んであげたり、食べすぎない様に食事量の管理をしましょう。
ブランブルの動画
ブランブルの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。動画の言語は英語ですが、映像だけでも楽しめると思います。
引用元:Bramble Cat Foundation Cat
まとめ
ブランブルは非常に希少で、国内ではあまり認知もされていませんので入手が難しいです。ですが、人気のあるベンガルを交配に用いているため、今後個体数が安定して認知されれば国内でも入手出来るようになるかもしれませんね。