猫との生活

猫のトイレ砂について

猫のトイレ 猫を飼ううえで必要なトイレ。そのトイレで使う砂ですが、初めて猫を飼う方や飼っている猫が好まないから買い換えたいと思ってホームセンターに行っても、たくさん種類がありすぎて迷ってしまいますよね。
今回は、そんな方に少しでもお役に立てればと猫のトイレ砂についてまとめました。
目次

木系のトイレ砂

 ペレット・パインサンド

システムトイレ向けでおしっこシートと併用して使います。消臭力は平均並みでおしっこを吸収すると粉末状になります。濡れたものはすのこの下に落ちてしまうので、1ヶ月に1回ほどの交換で大丈夫です。値段は安く、燃えるゴミとして捨てることが出来ます。

 固まる砂

トレータイプのトイレ向けでおしっこがつくと固まります。基本的には固まったり汚れたりしたら交換しますが、ずっと同じ砂を使用していると消臭力や固まり具合が悪くなるため、1~1ヶ月半毎に砂を全部交換した方がトイレ砂の効果が維持できます。ひのきやおがくずを使用しているものが多く、消臭力があり燃えるゴミで捨てられるものとトイレに流せるものがあります。砂が細かいタイプはトイレ外に散らばりやすく、粉っぽい埃が出やすいです。

メリット
・価格が安い
・消臭効果があり環境に優しい
デメリット
・細かいタイプはトイレ外に飛び散りやすく粉っぽい埃が出やすい
・柔らかいタイプは崩れやすく掃除しにくい

おから系のトイレ砂

トレータイプのトイレ向きでとても固まりやすく掃除がしやすいです。値段が安めで、比較的軽くて持ちやすいです。原料は食料なので、間違って食べてしまっても影響は少ないですが、おからには消臭や抗菌の効果がもともとあるわけではないので、人工的な加工がされています。製品によっては、防腐剤を使用しているものもあります。また、おから独特のにおいがあるため、おしっこと混ざると臭いが気になる場合があります。汚れたら交換するだけで良く、燃えるゴミで捨てられるものやトイレに流せるタイプが多いです。

メリット
・安全性が高い
・固まりやすく掃除がしやすい
デメリット
・もともと食品のため影響は少ないが食べてしまう猫もいる
・おしっこと混ざると独特の臭いがある

紙系のトイレ砂

トレータイプのトイレ向きでおしっこがつくと色が変わって固まるためわかりやすいです。消臭力や固まる力は弱めのため、子猫でおしっこが少量の時や多頭飼いには不向きかもしれません。汚れた砂がトレーに残りやすいため、頻繁に砂の交換が必要です。燃えるゴミとして捨てられ、トイレに流せるタイプも多いです。

メリット
・低価格で経済的
・軽くて持ちやすい
・おしっこがつくと色がわかりやすい
デメリット
・猫の足にくっつきやすく、軽いためトイレ外に散りやすい
・固まる力や消臭力が弱め
・多頭飼いには向かない

炭系のトイレ砂

トレータイプのトイレ向きで木炭を使ったものです。おしっこがつくと固まります。基本的には固まったり汚れたりしたら交換しますが、ずっと同じ砂を使用していると消臭力や固まり具合が悪くなるため、1~1ヶ月半毎に交換した方がトイレ砂の効果が維持できます。炭は色が黒いため、避妊手術や病気などで血が混じったおしっこが出てもわかりにくいです。粉っぽい埃が出やすいですが、燃えるゴミとして捨てられます。

メリット
・消臭・抗菌効果がある
・木材が原料のため環境に優しい
デメリット
・粉っぽい埃が出やすい
・血尿が出てもわかりにくい
・猫の足の肉球が黒くなったり、トイレの縁が汚れやすい

鉱物系・ベントナイトのトイレ砂

自然にある砂に近いため、猫に好まれやすいトイレ砂です。トレータイプのトイレ向きで、しっかり固まるため掃除しやすいです。粉っぽい埃が出やすく、猫の指の間に入り込みやすいのでトイレ外に散らばりやすいです。重いため持ち運ぶのは大変です。トイレには流せませんし、燃えるゴミとして捨てることも出来ません。

メリット
・非常に固まりやすく掃除がしやすい
・消臭力がある
デメリット
・粉塵が舞いやすく猫や飼い主が吸う危険性が高い
・重いため持ち運びが大変
・トイレに流せなく、燃えるゴミとして捨てられない

シリカゲルのトイレ砂

乾燥剤に使用されているためしっかりと尿を閉じ込め、消臭力が強いです。システムトイレ向きで、値段は高めですが砂の交換頻度は1ヶ月くらいが目安です。トイレに流せなく、燃えるゴミとして捨てられません。軽いため持ち運びしやすいです。

メリット
・消臭力はとても強い
・吸水力も強いため掃除が楽
デメリット
・猫が誤飲すると危険
・トイレに流せなく、燃えるゴミとして捨てられない

システムトイレシート

木系のペレット・パインサンドやシリカゲルなど固まらないタイプのトイレ砂と併用します。便はシートまで落ちてこないため別途掃除が必要ですが、抗菌・消臭力があるものが多いです。多頭飼いの場合はシートの交換頻度が増えるためコストも高くなり不向きですが、そうでなければ1週間に1度くらいの交換で済むため掃除が楽です。

メリット
・消臭・抗菌効果が高い
・掃除が楽
デメリット
・多頭飼いには向かない
・コストが高い

まとめ

猫のトイレ砂は大きさもいろいろとあり、どのトイレ砂も一長一短があるためなかなか決めるのが大変です。また、同じ系統のトイレ砂でもメーカーによって固まりやすさや消臭力は違います。最終的にどのトイレ砂にするかは、飼い猫や飼い主との相性や飼育頭数によるかと思います。猫のトイレ砂を選ぶ際の一つの目安としてお役に立てれば幸いです。

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