猫との生活

猫と遊ぶコツと注意すること

 猫は狩りをして生活をしてきた好奇心旺盛な動物のため、いろいろなものに興味を持ち遊ぼうとします。

この記事では、猫と遊ぶコツについて紹介しています。

目次

猫と遊ぶコツ

ペットショップなどに行くと、たくさんの猫のおもちゃが売っています。

最初のうちはどんなおもちゃに興味を示すのかわかりませんので、少しずつ買い与えて反応を見てみましょう。

飼い主と一緒に遊ぶ

ねこじゃらし

もっともオーソドックスなおもちゃは「ねこじゃらし」です。

羽のようなものが付いていたり人形が付いているものなど、ねこじゃらしにもいろいろな種類があります。

仔猫や老猫などあまり走り回れない子の場合は、棒状のものを目の前で動かしてあげましょう。

動きが活発な子で棒状のものでは物足りなそうな場合は、釣り竿状になったものの方が羽や人形の可動範囲が大きいため飼い主の負担が少なくて済みます。

ねこじゃらしで遊ぶコツは、単調な動きではなく先についた羽や人形が小動物に見えるような動きをすることです。

スピードを速くしたり遅くしたり、物陰に隠したり、障害物になるものを間に置いたりすると狩猟本能を刺激するため夢中になって遊んでくれます。

レーザーポインタ

レーザーポインタの丸い光は、猫にとっては虫のように見えるため狩猟本能を刺激します。

レーザーポインタで遊ぶコツは、ねこじゃらしと同じように単調な動きだけではなく、止まったり動いたり、どこかに行ったと思ったらすぐそばに来たりといった動きをすることです。

飼い主にとって負担が少ない遊び方ですが、ペット用のものを購入して光が猫の目に当たらないように注意しましょう。

猫にアイテムを与えて遊ばせる

袋を与える

紙袋やビニール袋は猫の動きに合わせてカサカサ音が鳴るため、猫の狩猟本能を刺激します。

猫は狭い場所に入ることが好きなため、中に入って遊ぶ子もいます。

袋は与えるだけなので特に遊ぶコツはありませんが、毎日与えると飽きてしまいますのでたまに与える程度にしましょう。

持ち手部分の紐が首や手足に絡みついたり紙やビニールを食いちぎって誤飲すると危険ですので、遊び終わった後は猫がいたずらできない場所に収納するか捨てるようにしましょう。

この遊びが好きな子は、三又状になったトンネルを買っても遊んでくれるでしょう。

ボールを与える

ボールは猫自身が手を使って転がしてくれる場合もありますが、複雑な動きができないためあまり興味を示してくれないこともあります。

新聞紙やアルミホイルなどを丸めたものを転がしてみてよく遊ぶようなら買ってもいいかもしれません。

新聞紙やアルミホイルのボールは誤飲すると危険ですので、飼い主がいない時には猫がいたずらできない場所に収納するか捨てるようにしましょう。

けりぐるみを与える

仔猫はすぐに噛んだり蹴ったりするため、けりぐるみを用意してもいいかもしれません。

成猫用にまたたび付きのものもありますが、仔猫の場合は体内の器官が未発達でパニックを起こす危険があるためまたたび無しのものにしましょう。

また、仔猫は自分よりも大きなものは怖がってしまうので、大きくても仔猫と同じくらいの大きさで噛んでもすぐに壊れない丈夫なものを与えましょう。

成猫でも狩りが好きな子の場合、けりぐるみやねずみのぬいぐるみなどを遠くに投げると追いかけていき、咥えて飼い主のところに持ってきてくれるような子もいます。

箱を与える

紙袋やビニール袋と同じように猫は狭くて暗い所が好きなため、箱を与えるのもいいでしょう。

届いた荷物が入っていたダンボールに穴を空けて、そこからねこじゃらしを出し入れしたりすると喜んで遊んでくれる子もいます。

ダンボールで作ったものは収納が難しいですが噛みちぎる子もいますので、ある程度遊んでボロボロになってきたら新しいものと交換するようにしましょう。

電動のおもちゃを与える

猫用の電動のおもちゃもたくさん市販されています。

単調ではない動きをするものもあり喜んでくれる場合はありますが、全く興味を示さなかった場合は、上記したものより高額なものが多く飼い主のショックが大きいかもしれません。

猫と遊ぶ時に注意すること

遊ぶ時間を決める

猫はご飯の時間などを毎日同じ時間にすると覚えてくれるため、遊ぶ時間も決めておくと他の時間に遊んで欲しいと鳴くことが少なくなります。

猫は瞬発力がありますが疲れやすいため、個体差はありますが遊ぶ時間は一度につき10~15分ほどでも満足してくれます。

できれば猫が活発な朝と夕方の2回、体力のある子の場合は就寝前にも遊んであげましょう。

無理強いしない

猫は気まぐれなので、遊んでいたと思ったら急に興味を無くすこともあります。

その時はしつこくするのは止めましょう。

遊んでいる途中でおもちゃに反応しなくなったり、寝転がって側におもちゃを持って行った時にしか遊ばなくなったら終了するようにしましょう。

また、飼い主の都合で寝ている猫を起こして無理やり遊ぼうとする行動は、猫にストレスを与えることもあります。

手や足をおもちゃにしない

猫と遊ぶ時には手や足をおもちゃにして遊ぶのは止めましょう。

猫が手や足をおもちゃだと勘違いし、撫でたり耳や歯のケアをする時にも噛んだりするようになります。

噛まれた傷口から菌が入り病気になる場合もあります。

特に小さいお子さんがいるご家庭では、お子さんが手や足で遊ばないように注意しましょう。

猫が遊んでいる途中でグルーミングするのは

猫は遊んでいる途中で急にグルーミングをしたり、爪とぎをすることがあります。

これは遊びに飽きたわけではなく、興奮した気持ちを抑えるための行動です。

猫は本気を出していますので、思いっきり遊んであげましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

猫と遊ぶコツは、単調な動きではなく小動物や虫を連想させるような動きをして、猫の狩猟本能を刺激してあげることです。

誤飲しないように壊れやすいものは避け、毎日の暮らしの中で愛猫がどんな遊びが好きなのかを把握し、猫も飼い主もストレスのない生活ができるように心掛けましょう。

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