| チャウシーは、一般の猫よりも少し大きめでワイルドな見た目の猫種です。 チャウシーについてもっと詳しく見ていきましょう。 |
♦基本情報♦ 原産国：フランス ボディタイプ：ロング＆サブスタンシャルタイプ 被毛のタイプ：ダブルコートの短毛種 体重：オス 5～7㎏、メス 3～4.5㎏ 寿命：10～13歳 公認団体：TICA |
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チャウシーの歴史
チャウシーは、1960年代から70年代にかけて「野生種をペットにする」という目的で主にヨーロッパの繁殖家達の手によって作出された猫種で、アジアの小型のヤマネコであるジャングルキャットとイエネコのハイブリット種です。名前は、ジャングルキャットの学名である「Feris chaus（フェリス・キャウス）」からきていると言われています。本格的な繁殖は1990年代になってからです。それまで続いてきたチャウシーの繁殖プログラムにより、ペットとして適正な育種や繁殖の方法が確立し、1995年に新しい猫種として予備登録され、2013年に正式にTICAの認定を受けキャットショーへの出場資格も得ています。チャウシーの交配には、子猫の第1世代～第3世代までは野性味が強く、ペットに向かないという理由から第4世代以降であること、アビシニアンもしくはドメスティックショートヘアを用いることといった育種標準ルールがあります。
チャウシーの特徴
チャウシーの身体は、体長や大高が大きくて四肢や尻尾が長く大柄です。顔の輪郭はスマートで、耳は大きく広がりのある三角形で僅かに外側を向いており、耳先には房毛があって音の違いを繊細に聞き分けると言われています。目は丸く毛色によってはアイラインが目立ちます。
チャウシーの性格
賢く友好的
頭が良いためしつけがしやすく、声もそれほど大きくないです。独立心や依存心が弱めなため、飼い主と一緒に過ごすことやコミュニケーションをとることが大好きです。犬の様に投げた物を持ってきたり、リードをつけて散歩することも可能と言われています。友好的な性格のため、他のペットとも仲良く暮らすことが出来ます。
好奇心旺盛で活発
野生種の血が入っているため、見た目同様とても運動能力が高く活発です。成猫になってもとても活発で、ジャンプも得意で助走なしでもかなりの高さを垂直に飛ぶことが出来ます。飼い主と遊ぶことが大好きなのでたくさんあげましょう。
甘えん坊で寂しがり屋
チャウシーは、寂しがり屋な性格で孤独に遊ぶのは苦手です。飼い主がいつも留守にしているようなご家庭には不向きでストレスを抱えてしまいますので、そのようなご家庭では多頭飼いすることをお勧めします。
チャウシーの被毛や目の色
チャウシーの被毛はダブルコートの短毛です。アビシニアンと同じように1本の毛の中に3、4色ある「ティックド」もしくは「ティッキング」と呼ばれる被毛をしています。カラーは、ブラック、ブラックグルズルドタビー」「ブラウンティックドタビー」の3種類が公認されています。
きりっとした目は、琥珀色やゴールドなどのイエロー系の色合いをしています。
チャウシーのかかりやすい病気
食物アレルギー
チャウシーは、ヤマネコの血統のため穀物や野菜は消化不良で下痢を起こしやすいと言われています。
糖尿病
膵臓で作られるインシュリンというホルモンの働きが悪くなり、血液中の糖が多くなってしまう病気です。
腎不全
腎臓が徐々に炎症を起こして機能が低下していく病気です。
チャウシーを飼うのに気をつけること
食事
野生種の血統であるチャウシーは、穀物類や野菜があまり得意ではなくお腹の調子を悪くしてしまうことがあるようです。肉を中心とした栄養バランスが良く良質のタンパク質が摂取できるフードをあげましょう。また、フードを食べ過ぎて肥満になり運動量が減ってしまうとストレスになってしまうため、食事量の管理を心掛けましょう。
室内環境
チャウシーは大型の猫で活発に動き回ります。部屋の中は怪我をしないように走り回れる空間を設け、キャットタワーも激しい運動に耐えられるような丈夫なものを用意しましょう。
ストレスに気を付ける
チャウシーは甘えん坊で独りで遊ぶのは得意ではありません。いつも飼い主がいるご家庭や多頭飼いのご家庭では問題ありませんが、飼い主が留守がちでいつも1匹で過ごすような環境ではストレスを抱えてしまいますので注意しましょう。また、短毛ですがダブルコートの被毛のため、特に換毛期では抜け毛が多いです。コミュニケーションを兼ねて、丁寧に時間をかけてブラッシングしてあげてくださいね。
チャウシーの動画
チャウシーの魅力を言葉だけではなく、映像で紹介します。言語は英語ですが、映像だけでも楽しめると思います。
引用元：Cats 101 Animal Planet - Chausie ** High Quality **
まとめ
野生種の血統であるチャウシーは、日本では大変珍しく希少な猫種です。もし一緒に暮らすことが出来れば、美しい野性味あふれる外見とそれに反する飼い主が大好きな甘えん坊な性格に、すぐに虜になってしまうでしょう。