猫と会話をすることは出来ませんが、猫を観察しているとよく耳を動かしていることがわかります。
その時猫はどんな気持ちなのか、猫の耳ついてまとめてみました。
猫の耳から気持ちを読み取ろう
耳を横に向け寝かせている時
頭や喉を撫でてあげている時やリラックスして寝ている時など、 猫が安心してくつろいでいる時は力が抜けて自然に横を向いています。 この時の猫の気持ちは「安心」「快適」 気持ちがいいなぁととてもリラックスしています。 こんな表情を見ていたら飼い主もとても癒されますよね。 寝ているように見えても、飼い主が名前を呼ぶと片耳だけピクッと動かす猫もいますが、 その時は「今はダラダラしていたいんだから邪魔しないでよね」なんて 思っているかもしれません。 |
耳があちこちの方向に動いている時
音がするけれどどこから聞こえているのかわからない時や、興味があるけれどそれが何だかわからない時は、耳をいろいろな方向に動かしています。
この時の気持ちは「不安」
それがどこから聞こえてくるのか、何の音なのか、自分にとって危ないものなのかがわからなくて不安になっています。
そのため、いろいろな方向に耳を動かして情報を集めています。
こんな時には、一緒に音の原因を探してあげるといいコミュニケーションが取れると思います。
耳をピンと立てて前に向けている時
頭の高いところで耳を前向きにピンと立てている時は、興味があるものを見つけ集中しています。 この時の猫の気持ちは「興味」「警戒」 何かを見つけて警戒しながらじっと観察しています。 |
耳を後ろに向けてピンと立てている時
猫の耳が後ろ向きにピンと立っている状態がイカの形に似ているところから 「イカ耳」と呼ばれることもあります。 こんな時の猫の気持ちは「不愉快」「不満」「怒り」 嫌がっているのに抱き続けたり、構ってほしくない時にしつこくちょっかいを 出したりしていると猫はイライラしてこんな耳になってしまいます。 この状態の時にあまりしつこくすると、引っ掻かれたり噛みついてきたりします。 |
耳を動かさない時
ウトウトしている時など、何も興味を示すものが無い時猫の耳は動きません。
こんな時の猫の気持ちは「退屈」
じっとこちらを見ている場合は、「暇だから遊んで」のサインです。
一緒に遊んであげると喜びますよ。
耳を後ろに向け寝せている時
耳を後ろに引いて頭にくっつけている時は、恐怖から神経質になっています。 この時の猫の気持ちは「恐怖」「降参」 何かに追い詰められてこっちに来ないでと思っている時や、 いたずらをして飼い主に怒られてごめんなさいと思っている時にこのような耳になります。 |
猫の聴力
猫の聴力は五感の中で最も優れています。 猫の聴覚は人間の3倍程の高音域まで聞こえているそうです。 人間は20~20,000kHz、犬が40~65,000kHzに対して、猫は25~75,000kHzと言われています。 これは、ネズミなどの小動物の鳴き声や子猫の声などが高い音を出す ためではないかと考えられています。 猫の動画を見ていると、男性よりも女性の方が好きな猫が多いような気がするの ですが、一緒にいる時間が長いことだけではなく、 一般に女性の声の方が男性の声よりも高いため、猫の好みに適しているからかもしれません。 |
猫の耳の筋肉
猫の耳は周りの筋肉がとても発達しているため、複数の筋肉を使って 180度くらいまで向きを自由に変えられます。 猫は音を聞き取ると左右の耳をいろいろな方向に向けて、それが自分にとって 危険な音なのかや音の出ている方向、距離などを判断しているのです。 |
まとめ
耳を横に向けて寝かせている時・・・・・・安心、快適
耳かあちこちの方向に動いている時・・・・不安
耳をピンと立てて前に向けている時・・・・興味、警戒
耳を後ろに向けて立てている時・・・・・・不愉快、不満、怒り
耳を動かさない時・・・・・・・・・・・・退屈
耳を後ろに向けて寝せている時・・・・・・恐怖、降参
猫の耳の仕草からわかる気持ちについてご紹介しました。
猫にもいろいろな性格の子がいますので、目や耳などを観察し気持ちを理解してより良い猫ライフを過ごしてくださいね。